山梨学院パブリシティセンター
全国高校サッカー選手権山梨県大会 準々決勝
〜山梨学院高が4年連続の"全国"に向け初陣〜
〜初戦・笛吹高戦を2対0で制し準決勝進出〜

第91回全国高校サッカー選手権大会山梨県大会は10月27日、韮崎市中央公園陸上競技場と芝生広場で準々決勝4試合が行われた。プリンスリーグ関東1部に参戦中の山梨学院高は3回戦までシードされ、昨年同様準々決勝からの登場。4連覇がかかるこの大会、初戦を笛吹高と対戦した。山梨学院は前半から積極的に笛吹陣内に攻め入るものの、決定打に欠き得点を奪うことができない。逆に守りから得点の好機を伺っていた笛吹にパスミスやルーズボールを奪われカウンター攻撃を仕掛けられる。笛吹のカウンター攻撃に、山学イレブンは自分たちのペースで試合を進めることができず、0対0で前半を折り返す。試合が動いたのは後半25分。後半から途中出場の山口一真がゴール前にクロスを入れ、相手に阻まれはしたものの、こぼれ球を本庄将人が押し込み先制。その10分後には樋口竜也が2点目を追加し、その後も笛吹のカウンター攻撃を守りきり、試合終了。2対0で初陣を飾り、準決勝進出を決めた。準決勝には、山梨学院の他に帝京第三高、日本航空高、甲府城西高が駒を進めた。4連覇を目指す山梨学院は来月3日に山梨中銀スタジアムで甲府城西と13時45分から対戦する。


山梨県高校総体では5位、インターハイ県予選では3位と例年にない苦しい戦いを強いられている山梨学院イレブン。参戦中の高円宮杯U−18サッカーリーグ"プリンスリーグ関東"では、今年から1部に昇格。毎週のように関東の強豪校やJリーグのユースチームと対戦し、レベルの高い試合を繰り広げている。直近の第15節には千葉県の強豪、昨年度選手権優勝校の市立船橋を1対0で下し、この勢いに乗りたい山梨学院。4連覇を目指すこの大会の初戦・準々決勝を笛吹と対戦した。

第91回全国高校サッカー選手権大会山梨県大会 準々決勝
≪山梨学院高vs笛吹高≫(10/27) 於 
韮崎市中央公園陸上競技場

○ 山梨学院高 2

前半 0−0
後半 2−0

0 笛吹高 ●

得点  本庄将人、樋口竜也

試合開始から、山学イレブンはボールを支配し、笛吹陣内で試合を進める。幾度と無く笛吹ゴールを奪おうと攻撃を仕掛けるが、決定打に欠き、ゴールマウスを割ることができない。一方、守りから得点の好機を伺っていた笛吹イレブンは、山学のパスミスやルーズボールに素早く反応しカウンター攻撃を仕掛け、山学ゴールを脅かす。無得点のまま前半を終え、エンドが変わった後半、試合は大きく動く。後半開始早々、後半から投入されたFW山口一真(2年)を起点にボールがつながり、再三笛吹ゴールを脅かす。後半25分、ついにこの時が来た。山口がゴール前にクロスを入れ、これが相手に阻まれこぼれた所をFW本庄将人(3年)が反応し、押し込み先制。この10分後の後半35分には、笛吹のパスミスから生じたボールをMF樋口竜也(2年)が奪うと、そのまま一人で30mほど相手をかわしながらドリブルで攻め上がり、豪快にシュートし2点目を追加。鮮やかな個人技からのゴールに会場に詰め掛けたサッカーファンからは大きな歓声があがった。試合はこのまま、山学ペースで進み、笛吹のカウンター攻撃にも耐え、2対0で勝利し準決勝進出を決めた。

試合後、山田純平主将は「自分たちのペースを崩され、思うような試合ができず、満足していない。この結果をしっかりと受け止め、準決勝までの1週間、しっかりと調整して違った内容で勝てるようにしたい。きょうの試合のように相手に合わせて試合をするのではなく、自分たちのペースで試合を進め、勝ちにいきたい」と語った。吉永一明監督は「自分たちで苦しい試合にしてしまった。こういうゲームを勝ちきらないと次がない。勝って次に進める分、次に向かってしっかりと調整していきたい」と述べた。

準決勝は来月3日に山梨中銀スタジアムを会場に帝京第三対日本航空(11:00キックオフ)、山梨学院対甲府城西(13:45キックオフ)で行われる。

文(Y.Y)、カメラ(今村佳正)
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