
山梨学院短大食物栄養科フードクリエイトコースの2年生が、山梨学院学生チャレンジ制度の認定を受け、小学生の子どもたちにお菓子作りを教えるレッスン教室を開催した。会場は短大キャンパスの「スイーツスタジオ」、招かれたのは山梨学院小トワイライトスクールの子どもたち。「YGU・キッズ・スイーツファクトリー」と銘打ち、10月11日に「ロールケーキ作り」、18日に「プリンアラモード作り」が行われた。きっかけは、校外学習で大学キャンパスを訪れた子どもたちが、全面ガラス張りのスイーツスタジオでの菓子作り実習を興味深そうに見上げる姿。小学生のなりたい職業ランキング女子編では、「パン屋さん・ケーキ屋さん・お菓子屋さん」は、常に上位にランキングされ る人気職種。関心のある子どもたちに、菓子作りの楽しさを体験してもらおうと企画された。
短大フードクリエイトコースの2年生27人は、卒業後は製菓衛生師として、菓子製造の道に進むことを目標に、和菓子・洋菓子・製パンの専門知識、技術の習得に取り組んでいる。学生の活動や研究を資金面でサポートする山梨学院独自の学生チャレンジ制度を知り「材料費などを援助してもらい、自分たちの力で、子どもたちにお菓子作りの楽しさを伝えよう」と、「平成24年度春季学生チャレンジ制度」の認定を受け、初めての試みに取り組んだ。招かれたのは、山梨学院小の放課後開放授業「トワイライトスクール」の子どもたち。11日の「ロールケーキ作り」、18日の「プリンアラモード作り」とも、それぞれ4〜6年生の18人が、かわいいエプロンと三角巾を持参してスイーツスタジオを 訪れた。11日のロールケーキ作りでは、生地作りから取りかかり、焼き上った生地に山梨県産フルーツの桃・キウイ・苺を乗せ、慎重に巻き込んで完成させていた。参加した6年生の女の子は「お姉さんたちに、優しく教えてもらったので、とても楽しく作れた」と笑顔を見せた。18日のプリンアラモード作りでも、同じように生地作りから取り組んだ。参加した子どもたちは一様に「いつも食べているプリンが、こんな風に出来るなんて知らなかった、楽しかった」と口を揃え、自分で作ったプリンを自慢げに食べていた。
フードクリエイトコースの学生たちが子どもたちを招いたのは、何気なく食べているお菓子がどうやって作られるのか、おいしいお菓子はどのように出来るのか、知ってほしい、興味を持ってほしいという願いからだった。作ったお菓子のレシピを作成して子どもたちに渡し「お家でも、お母さんと一緒にやって見て」と呼びかけていた。
文(M.T)(写真提供 山梨学院短大)
ロールケーキ作りアルバム プリンアラモード作りアルバム