山梨学院パブリシティセンター
山梨県高校芸文祭 吹奏楽部門
〜山梨学院高校が3年ぶり2度目の山梨県代表獲得〜
〜4年連続の芸術文化祭賞さらに二重の喜び県代表〜

平成24年度「第33回山梨県高等学校芸術文化祭吹奏楽部門発表会」が11月2日、甲府・コラニー文化ホール大ホールで行われた。大会は1・2年生による最初のコンクール形式発表会。県下30校から約800人の高校生が集った。各校とも8月の吹奏楽コンクールで3年生が部活を卒業、県代表として西関東大会に出場した山梨学院高だけは9月以降になったが、全校が新編成に切り替えて大会に出場した。30人前後の編成が多い中で、山梨学院高校は断トツに多い60人編成、個々の技術力・表現力に大編成の迫力が加わり、大ホールいっぱいに大音響が響き渡った。審査結果は、4年連続となる芸術文化祭賞を受賞、さらに、山梨県代表を獲得した。県代表は創部初出場した3年前に続く2度目、 来年8月1日・2日に長崎県佐世保市で開催される第37回全国高校総合文化祭・長崎大会に出場することになった。


西関東大会に出場した山梨学院高は、新編成での練習は9月中旬にずれ込んだ。メンバー60人の内訳は、2年生36名、1年生24名。各科コースの予定が異なり、全員揃っての合奏はなかなか組めない中、それぞれが互いの音を聞き合い、注意し合いながらより良い音楽を作る努力を行って来た。演奏曲は福島弘和作曲「ラッキードラゴン〜第五福竜丸の記憶〜」、アメリカのビキニ環礁水爆実験で被爆した第五福竜丸を題材にした、曲の途中までは事実に沿い、後半は福竜がラッキードラゴンとなって天に昇って行くという作曲者のイメージがふんだんに盛り込まれた作品。非常に難しい曲にあえて挑んだ。

第33回山梨県高等学校芸術文化祭吹奏楽部門発表会 審査結果
芸術文化祭賞・県代表 山梨学院高
芸術文化祭賞 甲府西高
優秀賞(8校) 吉田高
東海甲府高
上野原高
都留高
山梨高
日川高
甲府東高
甲府一高

山梨学院高校吹奏楽部は、渡邊正樹教諭の指導で着実に実力を伸ばし、数年前から県吹奏楽コンクール・芸文祭・マーチングバンドコンクールで常に優秀な成績を収める山梨県内トップクラスの吹奏楽部に急成長した。この夏の吹奏楽コンクールでも3年生を中心に県代表になり、西関東大会に出場した。芸文祭の県代表は3年ぶり2度目だが、2年連続だったため他校に県代表を譲った年(2年前)もある。発表会冊子の受賞記録欄によると、4年連続芸術文化祭賞受賞というのは、この20年間で初めて達成された記録。第14回大会(1993年)以前の記録は、冊子には明記されていないので史上初かどうかは分からないが、いずれにしても大変価値のある実績を作った。

受賞後、受賞楯を掲げて部員たちと喜びを分かち合った顧問の渡邊正樹教諭は、部員たちに対し「これからだということは、君たちが一番良く分かっているよな。自分たちの課題はたくさんあるよね。未熟な部分があったり、パートによっては少し差があったりする。つまらない練習にどれだけ熱を込めて取り組めるかということだ。君たちが目指すのはもっともっと高い所、自分との戦いだ」とメンバーの気持ちを引き締めていた。前島政道新部長は「うれしいに尽きます。新メンバーになってまだ間もなく、当然もめることもありますが、全国に向けて、さらに一致団結して、山梨学院の音色を長崎でも響かせるように頑張って行きたい」と抱負を述べた。

文・カメラ(M.T)
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