関東大学リーグ戦グループ2部最終戦が11月25日、埼玉・熊谷ラグビー場Bグラウンドで行なわれた。ともに6勝0敗の山梨学院大と立正大が優勝を賭けて全勝対決した。山学大は開始早々の前半2分に敵陣10mライン付近でペナルティーを獲得しゴールを狙ったが、外れて先制の機会を逃した。一方、立正大は前半9分と11分に連続トライを決め試合の主導権を握った。山学大は前半16分に後藤輝也がトライを決めたが、あとが続かず流れを変えられなかった。2人の外国人留学生を中心に、激しく攻め込んでくる立正大の突破力と展開力に屈し、最終的には8−61と引き離され6勝1敗の2位となった 。入れ替え戦には3年連続して2部2位で出場する。昇格決戦の対戦相手は1部7位の大東文化大、12月8日に9年ぶりの1部復帰を賭けて対戦する。
今シーズンの山学大ラグビー部は、9月23日の国士舘大との開幕戦48−24発進、第2戦の国学院大戦27−26辛勝、第3戦東洋大戦43−26順当、第4戦玉川大戦69−5大勝、第5戦専修大戦34−10圧倒、第6戦埼玉工大44−7打倒、6勝0敗で最終戦の立正大戦に挑んだ。
平成24年度関東大学リーグ戦グループ2部 最終戦
山梨学院大vs立正大 (11/25) 於 熊谷ラグビー場 |
● 山梨学院大 8
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前半8−33
後半0−28 |
61 立正大 ○ |
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山学大は開始早々の前半2分に敵陣10mライン付近でペナルティーを獲得、プレスキッカーのティモシー・ラファエル(3年 ニュージーランド)がゴールを狙ったが、惜しくも右に外れ先制の機会を逃した。一方、立正大は前半9分に左サイドからのボールを右に展開させて先制トライ、さらに11分に連続トライを決め、試合の主導権を握った。これに対し、山学大は前半16分にラインアウトからのボールをつないで敵陣ゴール前に迫り、13番後藤輝也がラックのボールを拾い上げトライを奪った。しかし、そのあとが続かなかった。2人の外国人留学生を中心に、激しく攻め込んでくる立正大の突破力と展開力に屈した。最終的には8−61と引き離されて敗れた。6勝1敗となり2位、10年ぶりの 2部優勝はならなかった。1部2部入れ替え戦は、同じ熊谷ラグビー場のAグラウンドで12月8日に行われる。3年連続して2部2位で出場する山学大の対戦相手は1部7位の大東文化大。チームは9年ぶりの1部復帰を胸に、昇格決戦に臨むことになった。
茂手木亮主将(4年 日川)は「試合前は負ける気がしなかったが、立正大学さんは強かったです。こういう点差になりましたが、何も得なかったわけではなく、やって来たことが通用した部分もあり収穫もありました。僕らの目標は1部昇格、気持ちを切り替えて修正し、入れ替え戦には絶対勝ちたい、最後は勝って泣きたい」と語った。吉田浩二監督は「最初に点を取れなかったことと、追いつけそうになった所でトライを取れなかったことで雰囲気が変わってしまった。ゲームプランとしてはキックで相手の陣形を崩して、取り切る作戦だったが、崩し切れなかった。2週間後の入れ替え戦に向け、社会人の強豪チームなどと練習試合をして胸を借り、自信を持って臨めるようスキルアップしたい」と戦いを振り返った。
1部2部入れ替え戦は、12月8日(土)熊谷ラグビー場Aグラウンド12:00キックオフで開始される。山学大ラグビー部は、気持ちを切り替え、全力で大東文化大戦に挑み、最後は勝って泣く。
文(M.I) カメラ(平川大雪)
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