山梨学院パブリシティセンター
山学・全国高等学校駅伝競走大会男女出場壮行会
男子「自分達のベストの走りをして上位入賞を」
女子「声援を追い風にし、力強く都大路を走る」


師走の都大路で健脚を競う男子第63回・女子第24回全国高等学校駅伝競走大会に2年連続アベック出場する山梨学院高校男子・女子駅伝部の壮行会(生徒会主催)が12月10日、同校の体育館で行われた。体育館後方中央部から全校生徒1,106名の手拍子で迎えられて、山梨県代表として2年連続12回目出場の男子駅伝部・4年連続12回目出場の女子駅伝部が、主将を先頭に入場。男子15名、女子18名の選手が、『健闘 駅伝部』と生徒会手書きの横看板の前のひな壇に整列。赤尾俊生徒会長が「練習の積み重ねを信じて山梨学院高校の襷を全員で最後まで繋いでください」と激励。続いて生徒会から千羽鶴が主将に、花束が監督に手渡された。男子駅伝部の深澤優主将は「自分達のベストの走りをして上位入賞を目指す」と、女子駅伝部の田中結女主将は「声援を追い風にし、力強く都大路を走ってきたい」と、力強く決意を述べた。浅川莉央応援団長のリードで校歌斉唱が行われ、チアリーダー、ブラスバンドが応援に花を添えた。大会は23日、男子は京都市西京極総合運動公園陸上競技場をスタート、フィニッシュとする京都市西京極陸上競技場付設マラソンコースを7人で、女子は同付設ハーフマラソンコースを5人で襷を繋ぐ。京都へ、男子は20日、女子は18日に出発する。
古屋忠彦校長は「年末の風物詩といえる『都大路』。本学は幾度か故郷山梨の代表として出場してきたが、今までは善戦したものの満足のいく成績が残せたとはいえない。近頃、自然災害や国際情勢など、ある意味で戦乱の時代といえる。甲子園を目指す野球、国立競技場を目指すサッカー、花園ラグビー場を目指すラグビーに並んで、都大路は国民に感動を与えられる高校スポーツの一つ。今年は、データで見る限り男女ともに大きく飛躍出来そう。平常心で積み上げてきた力を都大路で大いに発揮し、母校や山梨県民に感動を届けてもらいたい」と挨拶。

□毎日新聞社甲府支局の藤川匠記者により因幡健悦甲府支局長の来賓激励のことばが「今年、山梨県の葡萄は10年に一度あるかないかの『グレート・ヴィンテージ』の年。オリンピックで日本の水泳陣が予想を大きく上回る好成績を収めたのは、チームワークの良さ、言葉を変えると、心の絆の確かさがあったからだと気付きました。日本人は心を一つにし、皆で力を合わせる能力には秀でていると言われています。駅伝は日本生まれのスポーツ。気持ちを繋ぎ、力を合わせることが、勝利を呼び込みます。山梨学院の男子・女子チームが山梨県のグレート・ヴィンテージに『有終の美』を飾ることをお祈りします」と代読された。

赤尾俊生徒会長(2年)は「駅伝部の皆様は、これまで勉学に励むとともに部活動にも力を入れてきたと思います。そのような皆さんなら、全国の舞台でも最高のレースを展開してくれると思います。駅伝部の皆さん、これまでの練習の積み重ねを信じて、山梨学院高校の襷を全員で最後まで繋いでください。私達、全校生徒は心から応援しています。最後に感動と勇気を与えてくれるようなレースになることを願います」と激励の言葉を述べた。

箱崎孝久男子駅伝部監督は「昨年は1年生中心の若いチームで元気一杯、爽やかに都大路を走ることが出来ました。今年は、その1年生が2年生に上がり、県予選では大会記録を2分32秒更新し、関東大会でさらに県最高記録を2分3秒更新し1位と6秒差の2位と、確実に力を付けて来ました。今は、6秒負けたことを考え、練習に励んでおります。都大路の目標は第4回大会で谷村高校が出した山梨県最高順位の10位を更新することです。この目標が達成出来るよう、部員全員が心を一つにし、感謝の気持ちを一本の襷にして、山梨県の代表として元気一杯、爽やかに都大路を駆け抜けたいと思います」とお礼の挨拶を述べた。

萩倉史郎女子駅伝部監督は「昨年度より監督として就任し、12名の選手で都大路を経験しましが、自分達の目標が達成が出来ず、多くの課題を残すことになりました。今年度は、この課題を克服するために18名の選手で、成功や失敗を繰り返しながらやってきました。3年生の田中・古屋が自分自身の調子が上がらず大変な時期も、決して諦めず弱音を吐かずに後輩の良き手本になろうと、チームのために努力する姿は実に立派でした。その御蔭で、チームが一つの目標に向かってまとまってきました。甲府の厳しい風土で鍛えた力で、山梨県の代表として、山梨学院らしい粘りのある走りで思う存分に都大路を走り目標を達成したいと思います」とお礼の挨拶を述べた。

□男子駅伝部の深澤優主将(3年)は「都大路では日頃お世話になっている方々や、応援してくださる方々に、感謝の気持ちを確り持ち、自分たちのベストの走りをして、上位入賞を目指して頑張って来たいと思います」と決意を述べた。

□女子駅伝部の田中結女主将(3年)は「全国大会のために日々練習に励んできました。私たちが全国大会を走ることが出来るのは、監督を始め学校や多くの方々の支えがあったからだと深く感謝しています。当日は皆さんの声援を追い風にし力強く都大路を走って来たいと思います」と決意を述べた。

□壮行会終了後、応援団長の浅川莉央(2年)は「応援団長として2年連続2回目の都大路での応援。冬の都大路は寒さが厳しい。私たちの熱い応援で選手を暖め、悔いのない走りが出来るようにしたい。選手には悔いのない素晴らしい走りで、私たち応援団を暖めてもらいたい」と語った。

□都大路では、応援委員、チアリーダー、ブラスバンド、保護者会、教職員など約200名が西京極総合運動公園陸上競技場などで応援する予定。

文(H.K)、カメラ(平川大雪)
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