山梨学院パブリシティセンター
山学大・VF甲府業務提携
〜締結から4年、相互交流で様々な相乗効果・地域貢献〜
〜山学大サッカー部初のJリーガー橋爪勇樹選手が誕生〜

山梨学院大学とヴァンフォーレ甲府の業務提携成果報告記者会見が12月27日、山梨学院大学広報スタジオで行われた。山学大とVF甲府は、平成21年2月にサッカーを通して教育と地域社会に貢献することを目的に業務提携を締結した。強化育成クラブとして発足した大学サッカー部と、育成型クラブへの移行を目指すヴァンフォーレ甲府とが相互交流で山梨出身選手の発掘・育成・強化などに取り組み、双方のチーム力強化と地域社会への貢献が提携の目的。締結から4年、相互交流により様々な相乗効果が生まれている。この日の報告会見では、強化育成一期生として入学した橋爪勇樹選手が、卒業後、ヴァンフォーレ甲府に入団することが発表された。山学大サッカー部から初のJリーガーが誕生 することになった。また、新年度から、学部横断型副専攻カリキュラム「スポーツアドミニストレーション実践」がVF甲府の協力で開講されることも発表された。
山梨学院大学とヴァンフォーレ甲府の業務提携は平成21年2月26日に連携協定が結ばれ、大学サッカー部に保坂孝コーチがVF甲府から派遣され選手の指導に当たっている他、VF甲府ユース出身選手の山学大への受け入れを始め、、VF甲府イベントへの学生参加協力、大学イベント・講義への選手参加協力、インターンシップ実習など、相互交流が年々活発化している。そして、締結から4年、山学大サッカー部初のJリーガー誕生という成果が生まれた。

27日の成果報告会見は、大学キャンパスクリスタルタワー7階広報スタジオで行われた。ヴァンフォーレ甲府からは、佐久間悟GM、東海林秀明強化育成部長、長田圭介広報担当が出席。山梨学院大からは、下田正二郎カレッジスポーツセンター長、横森巧サッカー部総監督、塚田雄二サッカー部監督と橋爪勇樹選手が出席した。冒頭下田正二郎カレッジスポーツセンター長は「VF甲府は、山梨に強い風、新風を送ってくれている。単なるコーチ派遣・ユース選手受入れだけでなく、地域の人たちに爽やかな風を送りたいと思っている。新年度からクロスメディアプログラム(CMP・学部横断型副専攻)としてスポーツ学をオムニバス形式で実施したいと考えている」と挨拶した。ヴァンフォーレ甲府の佐久間悟ゼネラルマネージャーは「橋爪選手はストライカーとして得点感覚が優れている。11月30日にブラジルから帰国した直後にオファーを出し、先程契約を交わしました。まずはレギュラーに定着し、山梨を代表する選手になってもらいたい」と話した。横森巧サッカー部総監督は「平成18年から高校の強化に取り組み、平成21年度から大学の強化に取り組んでいる。高校からは2人の卒業生がお世話になり、今度は大学から橋爪君が入団することになった、年末に素晴らしいプレゼントを頂いた」と語った。塚田雄二サッカー部監督は「1年からレギュラーとして活躍、1年と3年で得点王になった得点嗅覚の優れた選手、色々なものを色々な形で還元してもらうことを期待して送り出したい」と教え子にエールを贈った。最後に橋爪勇樹選手が抱負を述べ「プロというレベルの高い所でサッカーが出来ることは嬉しく、ありがたいことだと思っています。大学が充実した環境を整えてくれたことや素晴らしい指導者の下で4年間トレーニングさせて頂いたおかげと感謝しています。また、大学がヴァンフォーレと提携しているということで数多くのトレーニングマッチを設けて頂いたことも成長出来た大きな理由だと思います。支えてくれた方々に感謝し、これからはサッカー選手としても、人間としても成長して行きたい」と抱負を述べた。

この日の会見では、新年度からCMP(学部横断型副専攻)カリキュラムの一環としてスポーツ学をオムニバス形式で学ぶ「スポーツアドミニストレーション実践」(通年4単位・長倉富貴准教授担当)を開講させ、双方向的な実践教育を実施することも発表された。年間を通じてVF甲府ホームゲームの運営やホームタウン活動の体験、社長・GMなどの経営トップの講義、フロントオフィス実習などを相互交流で行ない、年度の後半には学生による企画提案などの協働企画も実施することにしている。

文(M.T) カメラ(平川大雪)
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