山梨学院パブリシティセンター
平成24年度英語暗唱弁論大会
〜スピーチコンテストで英語の表現力を競う〜
〜山梨学院高校英語科伝統の弁論大会開催〜

山梨学院高校で「平成24年度英語暗唱弁論大会」が1月16日に行なわれた。このレシテーション・スピーチコンテストは、国際化に対応する人材の育成と、英会話力の向上に力を注ぐ山梨学院高校英語科の伝統的行事。会場のルネサンスホールには、受験シーズン中の3年生を除く1・2年生69人全員が出席、12月に行われた予選を突破した20人が発表を行った。最初に1年生の代表10人が登壇、短編小説の英語暗唱発表に挑んだ。次いで、2年生の10人が登壇、海外語学研修での自身の体験について英語弁論発表を行った。外国人と同じように身振り手振りを交えて巧みに表現する生徒もいれば、緊張から途中で言葉に詰まってしまう生徒もいたが、それぞれが今の自分が出来る、精一杯の表現 力で発表に取り組んだ。また、この日は、オーストラリアの姉妹校から短期留学中の2人の留学生が、日本語のスピーチに挑戦した。
最初に1年生によるレシテーション(暗唱)コンテストが行われた。イギリス人作家ジェームス・マーシャルの短編小説「Walkabout」を題材に、予選を突破した10人がそれぞれ暗唱発表を行った。3人の教師が審査を行い、最優秀1人、2位2人、3位3人が表彰された。最優秀になった菅原幹人君は「母の兄弟がアメリカで暮らしていて、その子どもたちが日本に来た時に喋れなかったのが悔しくて、身内と話すために英会話を頑張ろうと思うようになりました。あまり棒読みにならないように気をつけました。こういう結果になって嬉しいです」と話した。2年生のスピーチ(弁論)コンテストは、昨年10月に行われたアメリカ・アイオワ州デモイン市での海外語学研修での自身の体験談か、部活で参加できなかった強化選手は自分の将来の夢が題材。一人5分までの持ち時間でそれぞれスピーチを行った。1年の時の暗唱発表に続き、2年連続で最優秀を獲得した上野菜々さんは「スピーチの原稿が仕上がるのが遅くなり不安だったんですが、最高の発表が出来てよかったと思います。小2の時に家の近くに英語塾が出来て通うようになり、そこから英語にはまっています。文法も会話も好きです。英語をもっともっと勉強して、世界に貢献できる人になるのが夢です」と話してくれた。
 
この日は、オーストラリアの姉妹校キングスクリフ高校から3ヶ月間の予定で留学中のナタン君とケイトさんの2人の留学生が日本語でスピーチを行った。高校駅伝の応援で京都に行った時に見学した金閣寺や清水寺の感想を語り「日本の建築は素晴らしいと思いました。そして、雪を見ることも出来て良かった」とたどたどしいながらもしっかり伝わる日本語でスピーチした。
 
審査を担当したイギリス人教師のスティーブン・ジョーンズ教諭は「1年生は、まだ発音が正確でない、もっと発音やイントネーションに気をつけるように」と英語で注意した。佐野喜道教諭も英語で講評を行ない「2年生は、1年間で発音も表現力も上達した。日本の企業でも「楽天」などは英語を会社公用語にしようとしている。英語でコミュニケーションが取れる能力をもっともっと身につけるように」と努力を求めた。勝村寿子教諭は「アメリカに語学研修に行った時は大統領選の最中でしたが、当選したオバマ大統領は、ケネディー元大統領のスピーチを引用して演説を行い賞賛された。有名なスピーチやことわざを憶えておいて、自分のスピーチに生かすことも大切です。皆が良いと言うスピーチを聞いたり読んだりして、何度も聞いて何度も話すことが自信につながります」と大会を締めくくった。
文(M.T) カメラ(平川大雪)
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