山梨学院パブリシティセンター
山梨県勢最高成績に輝く!
〜山梨学院高ソフト部が全国高校選抜で準優勝〜
〜高校テニス部も健闘!県勢初のベスト16〜

鹿児島市で開催された第31回全国高校選抜ソフトボール大会で、山梨学院高校ソフトボール部が準優勝を獲得した。エースで4番の小林咲嬉投手の力投を塩澤こころ主将ら全ナインが鉄壁の守備で盛り立て、少ないチャンスを逃さない勝負強さで強豪校を次々に撃破した。決勝で名門木更津総合高に1−2と惜敗したが、山梨学院高としてだけでなく、山梨県勢としても史上初となる県勢過去最高成績の準優勝を成しとげた。山梨学院高ソフトボール部は昭和41年に創部、一時休部したが、昭和51年から高体連に復帰しこれまでの最高成績は平成3年の静岡インターハイと平成8年の山梨インターハイでのベスト8だった。また、福岡県で行われた全国高校選抜テニス大会に出場したテニス部も健闘しベス ト16に入った。二つのクラブともに山梨県勢過去最高成績に輝いた。
平成24年度全国高校女子ソフトボール選抜大会は3月17日から21日に鹿児島市で開催され、山梨学院高ソフトボール部は7年連続13回目の出場をした。チームの特徴は"堅守速攻"、塩山中時代からのコンビ右投げの本格派エース小林咲嬉(さき)投手と鶴田亜澄捕手(ともに2年)のバッテリーを中心にしっかり守り、切り込み隊長のトップバッター塩澤こころ主将(2年)ら全ナインがチャンスで集中打を放つ。9人中6人は昨年からのレギュラーで抜群のチームワークを誇る。2回戦から登場し、昨年初戦で敗れた飛龍高(静岡)と対戦した。初回に先頭の塩澤がレフトオーバー2塁打で出塁、2死から4番小林の4ゴロエラーで先制。4回には1死満塁から8番小笠原麻鈴(1年)の犠牲フライで1点を追加した。野手の堅守と2安打に抑えた小林の力投で2−0とリベンジを果たし勢いに乗った。3回戦安田女子(広島)2―1、準々決勝上山明新館(山形)1−0、準決勝帝京安積(福島)1−0と3試合連続1点差勝利で決勝に進出した。決勝で3年振り3度目の優勝となった常連校の木更津総合高に1−2と惜敗したが、県勢過去最高成績の銀メダルを胸に帰 校した。塩澤こころ主将は「守れなかったら負けると大会前に木場先生に言われていて、大会でしっかり守ることが出来ました。つないでつないで1点を取り、守り切る試合ができたと思います。優勝は出来なかったですけど、準優勝で自分たちは全国に通用するんだという自信がつきました、またここから頑張ろうと思います」。小林咲嬉投手は「去年負けたチームには絶対負けない気持ちで初戦の飛龍戦を戦い、勝って勢いに乗りました。1点差とかは意識しないで、目の前の相手に全力で投げることに集中した結果が準優勝につながったと思います。野手がしっかり守ってくれたおかげ。次は、日本一になることを目標に頑張って行きたい」と主将とエースは自信を得た大会を振り返った。木場武文監督は「この大会に向けて1年前に鹿児島合宿を張るなど準備をして来ました。生活リズムも含め、普段山梨でやっていることを普段通りに行うことに一番気を付けました。スーパースターはいないチームで、一人一人が自分の役割を一つ一つ鮮明にして、それをやりやりとげてくれた。大会で結果を残せたということは本人たちには自信になったと思います。直すべきところを直し、チームとして修正すべきところは修正して、インターハイに向けて再出発をしたい」と兜の緒を締めた。27日からは静岡で全国私学大会があるため、チームは準優勝の余韻に浸る間もなく帰甲翌日から砂田ツインソフトボール場で練習に励んでいる。

また、テニス部女子も大健闘した。3月20日(水)から26日(火)に福岡市博多の森で開催された第35回全国選抜高校テニス大会に出場。関東大会10位だったが、学校周辺清掃など地域連携活動が高く評価され、高校野球の21世紀枠に相当する選考委員会検討枠で選出され11年ぶり2度目の出場をした。初戦は2回戦で栗東高(滋賀)と対戦、S1のエース樋口みなみ(1年)、D1の山下友菜・大澤綾乃組(ともに1年)、D2の能勢珠莉(2年)・松澤くるみ(1年)組が勝利し3回戦に進んだ。3回戦の対戦相手園田学園(兵庫)はクルム伊達君子さんを輩出したテニス界では知らない人がいない名門校、結果的には3−0で敗れたが、S1の樋口は第2セット6−5とリードし勝利まであと一歩に迫った。タイブレークで敗れたが、168cmの体か ら繰り出すサーブと力強い正確なストロークが全国に通用することを立証した。チームは、選考委員会のメンバーから「マナーの良い、実にさわやかなチーム、大健闘で応えてくれて選考してよかった」と称賛された。全国初勝利を目標に博多の森に向かった山梨学院高テニス部女子は、山梨県勢過去最高のベスト16という光り輝く実績を残して25日に帰校した。

高校ホッケー部は、優勝候補筆頭の沼宮内高(岩手)と1回戦で当たり残念ながら初戦敗退となったが、空手部女子団体形と個人形、ゴルフ部女子が、26日から28日にかけて、春の選抜・全国大会に出場する。後から挑む2チームは、ソフト部とテニス部から貰ったパワーと山梨学院スピリッツで全国に挑む。

文(M.I)写真提供(高校ソフト部・テニス部)
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