山梨学院パブリシティセンター
関甲新学生野球春季リーグ戦(第4節2戦目)
〜山学が作新に3対4負け1勝1敗 明日勝ち点奪取へ〜
〜右腕・松尾  0点に封じ込め見事な火消し役を果たす〜

2013年関甲新学生野球春季リーグ戦(第4節2戦目)は4月28日、栃木県の小山市運動公園野球場で2試合を行った。第1試合目は山梨学院大と作新学院が対戦。山梨学院は3対1で負け1勝1敗とした。後攻の山梨学院は投手キャプテン右腕・山田祐也(4年)が、立ち上がりに四球から2安打を許し先制点を与えると、2回表に捕逸や連続安打で0対3。4回表には二塁打2本で0対4として、まさかの3回2/3で降板。リリーフの大型投手右腕・松尾勇太(2年)は期待に応え5回1/3を7安打散発と相手打線を0点に封じ込め見事な火消し役を果たした。打線は松尾の好投に触発され、6回裏に9番・酒井雄史(3年)と1番主将・平井慎也(4年)の連続内野安打などで2対4と追撃。9回 裏には代打・中村太星(2年)がフルカウントから3球ファウルで粘り四球で出塁、続く5番・田中貴也(3年)の死球、6番・中村圭輔(3年)の左前安打で無死満塁とし、代打・相馬彰吾(3年)の左犠飛で3対4追い上げたがここまで、3対4で敗れ1勝1敗となった。後のなくなった山梨学院は明日、12時30分から小山市運動公園野球場で、作新との3戦目に総力をあげ勝ち点を奪いに行く。


□山梨学院が8対2と先勝しての第2戦目。山梨学院は投手キャプテン右腕・山田祐也(4年・山梨学院)を、作新は開幕戦勝利投手の右腕・齋藤雅史(3年・矢板中央)を先発に抜擢した。小山市運動公園野球場は、昨日の選手を悩ました強風とは打って変わって、穏やかな日和となり新緑が眩しい。アンパイヤの右手が天空へ高く突き上げられた。


●関甲新学生野球春季リーグ戦(第4節2戦目)【 山梨学院大学 対 作新学院大学 】小山市運動公園野球場

 
1
2
3
4
5
6
7
8
9
合計
作新学院
1
2
0
1
0
0

0

0
0
4
山梨学院
0
0
0
0
0
2
0
0
1
3

●【山梨学院】
●[投手]山田祐也(負け投手 0勝1敗) 投球回数3回2/3回、打者19、打数18、投球数79、安打9、四球1、三振3、失点4、自責点4
●[投手]松尾勇太 投球回数5回1/3回、打者22、打数22、投球数68、安打7、三振2
●[捕手]田中貴也
●【気象状況(午前10時00分)】天気(晴れ)、気温(14度)、湿度(45%)、風向(西南西1m/s) 


◆後攻の山梨学院は、投手キャプテン右腕・山田祐也(4年・山梨学院)が1番打者にフルカウントから四球を与えると、2番打者に中前安打され無死一二塁とされる。続く3番打者を3球で見逃しの三振に、4番打者を2ー2から空振り三振にテンポ良く切って取り二死一二塁。5番打者を迎えフルカウントから左前適時打され0対1と先制を許す立ち上がり。
◆1回裏二死後、3番・菊池紳弥(4年・学法石川)が左前安打で出塁するが後続が倒れる。
◆2回表、右腕・山田が先頭の7番打者に内野安打され、捕逸で無死二塁。続く8番打者を内野ゴロで一死二塁、9番打者の中飛でタッチアップされ二死三塁。山田は初球を1番打者に中前適時打、さらに2番打者に左前適時打され0対3とリードを広げられる。
◆2回裏一死後、6番・中村圭輔(3年・熊本国府)が中前安打で出塁。中村が1ー1からの3球目を果敢に盗塁しチャンスをつくるが後続が倒れる。
◆4回表一死後、右腕・山田が8番打者に中二塁打。二死後、1番打者に左線への適時二塁打され4対0としたところで、高橋一三監督は投手キャプテン・山田を諦め、マウンドに大型投手右腕・松尾勇太(2年・米子西)を送る。松尾は期待に応え2番打者を左飛に打ち取り火消し役を果たした。
◆6回表、右腕・松尾は先頭の7番打者、8番打者に連続中前安打され無死一二塁。9番打者中飛で二塁ランナーがタッチアップし一死一三塁。1番打者の左前安打で一塁走者の守備妨害で二死一三塁とするが、盗塁を許し二死二塁三塁。揺さぶりにも松尾が落ち着いて2番打者を二ゴロに仕留め窮地を脱する。
◆その6回裏、先頭9番・酒井雄史(3年・木更津総合)が内野安打で出塁。酒井が3球目で盗塁し無死二塁とする。1番主将・平井慎也(4年・富士学苑)の内野安打が相手野手の失策を誘い、酒井が透かさず生還し1対4。平井が3球目を盗塁し無死二塁とし、2番・渡辺晶也(4年・山梨学院)の左飛でタッチアップし一死三塁と攻め立てる。続く3番・菊池紳弥(4年・学法石川)の内野ゴロで平井が生還し2対4と追い上げる。
◆7回表、右腕・松尾は先頭3番打者を二塁ゴロ、4番打者を空振り三振、5番打者を捕手飛に打ち取る好投でリズムをつくる。
◆9回表、右腕・松尾が9番打者を内野安打で出塁させると、1番打者に一二塁間を抜ける左前安打され無死一二塁。2番打者のバントを田中が素早く処理し三塁封殺で一死二三塁。松尾が3番打者を捕手飛に打ち取り二死一二塁。続く4番打者の投手強襲安打で二死満塁とされるが、5番打者を中飛に打ち取り味方の反撃に繋げる。
◆9回裏、4番DH代打・中村太星(2年・山梨学院)がフルカウントから3球ファウルで粘り四球を奪い取り出塁。続く5番・田中貴也(3年・八重山商工)の死球で無死一二塁。当たりの戻った6番・中村圭輔(3年・熊本国府)の左前安打で無死満塁。ここでラッキーボーイの7番・加賀美祐樹(3年・東海大甲府)の芯を食った当たりが二塁ライナーとなり一死満塁。続く8番に代打・相馬彰吾(3年・山梨学院)が左犠飛を放ち中村が生還し3対4と追い上げる。二死一二塁、6回裏の得点奪取の口火となった9番・酒井雄史(3年・木更津総合)に期待がかかる。酒井は0ー1からの2球目を期待に応える中前安打を放つと、田中が二塁から一気に本塁を陥れたがタッチアウト。山梨学院は3対4で敗 れ1勝1敗となった。後のなくなった山梨学院は明日、12時30分から小山市運動公園野球場で、作新との3戦目に総力をあげ勝ち点を奪いに行く。


主将・平井慎也(4年・富士学苑)は「全ては、序盤の守備の乱れ、これに尽きる」と顔を歪めた。「松尾は悪い流れの中で、リリーフとして良い仕事をしてくれ、最後の追い上げに繋がった」と声が弾んだ。「とにかく、明日勝って勝ち点を取って山梨に帰りたい」と気持ちを新たにして述べた。

高橋一三監督は「守りのミスが出ると駄目」と開口一番。「いつもいつも投手は調子が良いとは限らない。捕手は冷静にリードをしなければならない」と、守りの要の名捕手の捕逸や盗塁2許すなど精彩を欠いたプレーへ奮起を促した。「松尾は良く投げていた」と頷く。「それにしても、仕掛けが遅かった」と悔やむ。「もう少し早い回に出ていれば展開は違った」と唇を結ぶ。それでも「打線が追い上げて、次に繋がる攻撃は出来ているが。明日、勝たないと後がない」と球場を後にした。

文(H.K)、カメラ(平川大雪)
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