山梨学院パブリシティセンター
山梨県高校総体 2日目
〜ソフト7連覇、陸上男女優勝、テニス、空手優勝〜
〜総合優勝争い女子の4連覇ほぼ確定、男子も濃厚〜

第65回山梨県高等学校総合体育大会春季大会2日目、山梨学院高は2日目も各競技で大健闘した。女子ソフトボールは7年連続18回目の優勝。昨年大躍進した陸上競技は、今年も男女ともに2年連続種目優勝を成しとげた。空手道は男子総合優勝、女子総合準優勝・。水泳は女子総合優勝、男子準優勝。各競技で素晴らしい団体成績をあげた。個人種目では、黒部蒔子が200m平泳ぎで県高校新・大会新で優勝するなど水泳競技で優勝者を数多く輩出した。また、陸上競技では女子3000mで青葉愛・斉藤暁・高橋真衣がワンツースリーフィニッシュ。男子5000mも市谷龍太郎・上田健太・河村知樹の3人が表彰台を独占した。女子走り幅跳びで剱持クリアが5m95の大ジャンプで優勝。テニス個 人戦ダブルスは男女ともに山学同士の決勝となるなど、出場した全競技で好成績を上げた。2日目を終わった段階で女子の4連覇は確定的になり、学校初の男女アベック総合優勝の可能性も出てきた。


≪ソフトボール≫
女子ソフトボールは、甲斐市・釜無川スポーツ公園で準決勝・決勝が行われた。山梨学院高は午前9時からの準決勝で甲斐清和高と対戦した。春の全国選抜大会準優勝の山梨学院は、県内では敵なしと思われたが、そんなことはなかった。1回と3回に得点をあげ、楽勝ペースだったが最終回の7回裏にエースの小林咲嬉(3年)が打たれた。無死から連打を浴び2−2の同点とされタイブレークに突入した。8回表に2点を取り返し決勝進出をようやく勝ち取った。逆に、決勝の方が楽な展開だった。2回裏に2点、4回裏に3点、6回裏に2点を入れたところでコールドゲームが成立し8−0と塩山高を圧倒し7年連続18回目の優勝を達成させた。塩澤こころ主将「今日だめだったところはしっかり修正して、選抜準優勝を自信に変えて、インターハイでいい結果が出せるよう頑張って行きたい」とテレビ局のインタビューに答えた。

≪陸上≫
前日の走り高跳びで優勝した剱持クリア(1年)が専門種目の走り幅跳びに登場、とてつもない可能性を秘めた5m95cmの大跳躍をした。追い風3mだったため参考記録となったが、県高校記録を10cmも上回る大ジャンプだった。姉の剱持早紀の記録を1年で飛び越え、姉妹による大会連覇を達成させた。2位になった近藤祐未(2年)は無風の状況で飛び5m78cm、公認の大会新記録を樹立した。近藤もまた1年の時の5m38cmから40cmも距離を伸ばした。表彰式後の剱持クリアと近藤祐未は「二人で一緒に切磋琢磨して、もっと記録を伸ばして行きたい」と成長を誓っていた。女子やり投げは望月愛美(2年)が優勝した。男子やり投げは5投目に52m76を投げた青沼季軌(2年)が逆転優勝2位畠中俊(3年)4位渡辺大雅(2年)となった。女子3000m決勝は、青葉愛(3年)・斉藤暁(2年)・高橋真衣(2年)の3人がスタート直後からポンと飛び出し、他校の選手とは別次元の走りをした。レース中盤で3人の集団がばらけ、青葉が2人を引き離し独走優勝を飾った。2位は斉藤、3位高橋で山学の3人が表彰台を独占した。男子5000m決勝も、山学の3年生トリオ(市谷龍太郎・上田健太・河村知樹)が高校駅伝でライバルとなる農林勢や韮崎勢を全く寄せ付けなかった。最初から3人だけでトップ集団を作り、中盤で河村に代わりトップに出た市谷が、そのまま2人を徐々に引き離し、優勝市谷龍太郎、2位上田健太、3位河村知樹となった、長距離2種目は男女ともに山学勢が表彰台を独占した。陸上はこの日が最終日、男女ともに山学が2年連続種目優勝を成しとげた。

≪テニス≫
前日の団体戦で女子優勝・男子準優勝を獲得したテニスは、個人戦でも大健闘している。ダブルスの決勝戦は、男女ともに山学勢の決勝という快進撃となった。男子は望月創達・渡辺大良組が望月拓馬・山中秀敏組を破って優勝。女子は樋口みなみ・大澤綾乃組が伊丹日奈子・古屋菜々美組を下して優勝した。シングルスの準決勝・決勝は最終日に行われるが、ベスト4に山学勢は男子2人、女子3人が残っている。

≪空手道≫
空手道は前日の個人形で、男子村田望留優勝、宇賀神拓斗3位、女子檜山唯2位、荒井日花里3位、男子の主将大内健夢が組手で2位に入る健闘を見せたのに続き、2日目の団体戦でも大健闘した。男子団体形優勝女子団体形優勝となり団体形はアベック優勝。組手の結果と合わせた総合は、男子総合優勝、女子総合準優勝と学校対抗得点争いに大きく貢献した。

≪その他の競技≫
水泳は、黒部蒔子が200m平泳ぎで県高校新・大会新で優勝するなど個人種目で優勝者・上位入賞者を多数輩出し女子総合優勝・男子準優勝を獲得した。新体操の個人総合で阿井美紗貴が優勝、団体3位を獲得するなど、各競技で山梨学院勢は大いに躍動した。この結果、2日目を終わった段階で女子は総合優勝4連覇が確定的になった。男子も総合優勝の可能性があり、学校創立初のアベック優勝の可能性も出てきた。

文(M,T)カメラ(平川大雪・藤原 稔)
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