大学日本一を決める学生レスリング界最大のリーグ戦「2013東日本学生レスリングリーグ戦」が、5月14日から17日の日程で今年も東京駒沢体育館を舞台に始まった。東日本学生リーグ戦は、55s級から120kg級までの7階級の各校代表が母校の名誉を賭けて戦うフリースタイルの団体戦。1部の16校はA、Bの2グループに分かれ8校で総当たり戦を行い、両グループの1位校が最終日最終試合で優勝決定戦を行う4日間連戦の大学対抗日本一決定戦。山学大はAグループに入り、初日の14日は、大東文化大と中央大の2校と対戦した。大東大戦6勝1敗、中大戦7勝0敗、いずれも大差をつけて勝利し初日を2連勝で発進した。
[詳しくは]
第1戦 ≪山学大vs大東大≫ (5/14)於 東京・駒沢体育館
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55kg |
60kg |
66kg |
74kg |
84kg |
96kg |
120kg |
山学大 |
朝比奈 |
鴨居 |
濱本 |
バヤラー |
中村 |
吉川 |
松野 |
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○ |
○ |
○ |
○ |
● |
○ |
○ |
大東文化大 |
米山 |
武塙 |
工藤 |
深川 |
村山 |
田中 |
竹内 |
山学大6勝1敗勝利。
大会初日の第1試合、山学大の布陣は55s級朝比奈健人(3年 霞ヶ浦)、60s級は昨年の全日本大学選手権3位鴨居正和(3年 香川中央)、66s級は昨年の全日本大学王者濱本豊(4年、山口・鴻城)、74s級レンチン・オチル・バヤラー(4年 モンゴル)、84s級中村風太(4年、佐倉南)、96s級吉川裕介(1年 霞ヶ浦)、120s級松野裕也(2年、霞ヶ浦)の7人。
先鋒の55s級朝比奈から4連勝で勝利を決めた。84kg級の中村は敗れたが、朝比奈・濱本・松野の3人がフォール勝ちするなど、大東大を圧倒した。
第2戦 ≪山学大vs中央大≫ (5/14)於 東京・駒沢体育館
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55kg |
60kg |
66kg |
74kg |
84kg |
96kg |
120kg |
山学大 |
高橋 |
鴨居 |
濱本 |
野間 |
亀山 |
松野 |
アレク |
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○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
中央大 |
高田 |
山崎 |
平川 |
安田 |
矢崎 |
戸塚 |
宗 |
山学大7勝0敗勝利。
第2試合の山学大は、ベストメンバーの布陣で臨んだ。55s級は昨年鮮烈なデビューを飾り1年生全日本大学王者となった高橋侑希(2年 いなべ総合)、60s級鴨居正和、66s級濱本豊、74s級野間一輝(4年 霞ヶ浦)、84s級学生選手権3位亀山晃寛(3年、群馬・大泉)、96s級松野裕也、120kg級は新留学生のボルチン・アレッグ(1年 カザフスタン)の7人。
濱本が2戦連続フォール勝ちした他、アジア・ジュニア選手権3位の実績を持つカザフスタンからの新留学生アレッグが相手の宗を7−0、3−0で圧倒するなど、全員が1ピリオドも落とさずに勝利した。
昨年の山学大は、秋の全日本大学選手権で10年ぶりの大学日本一を獲得したが、春の東日本学生リーグ戦は、チーム内にインフルエンザが蔓延し、全員が高熱で4日間を戦ったこともあり、4勝3敗と成績を伸ばせず、Aグループ3位に終った。今年は体調万全、平成20年以来となる5年ぶりの優勝を狙う。大会2日目の15日は、午後1時からの3回戦で群馬大、午後3時からの4回戦で東洋大と対戦する。
文(M.T) カメラ(平川大雪)
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