山梨学院パブリシティセンター
短大保育専攻生がユニーク実戦
〜実践研究「ちえもん・りかと未来の世界で大冒険」〜
〜小学校を舞台に専攻科の学生と幼稚園児が交流〜

7つのゲームをクリアして、怪盗Xから四次元ポケットを取り返せ"、保育士を目指す学生が考案した仮想ゲーム「ちえもん・りかと未来の世界で大冒険!!」が5月22日、山梨学院小を舞台に100名の幼稚園児が参加して繰り広げられた。企画を考えたのは、山梨学院短期大学専攻科保育専攻1年の15名、山内紀幸教授の実践研究授業として取り組まれた。参加した幼稚園児は、山梨学院幼稚園の年長児100名。幼稚園から大学院までの学校体系一貫学園の特性を生かし、短大専攻科としては学生が現場を体験する実践研究、幼稚園としては園児が小学校を体験する幼小一貫教育として行われた。園児たちは、タケコプターをゲットしようなど7つのゲームを行い、"ドラえもん"ならぬ"ち えもん"と力を合わせ、怪盗X退治に挑戦した。


園児たちが"ちえもんとりか"が住む未来世界に遊びに行くと、怪盗Xに四次元ポケットを盗まれ、秘密道具をばらまかれてしまった。秘密道具を探すために、「タケコプターをゲットしよう(的あて)」、「ちえもんの鈴を探そう(音当て)」、「ねずみを捕まえよう(輪投げ)」など、7つのゲームをクリアして秘密道具を集め、スポーツ館に戻ると再び怪盗Xが現れた。園児全員のミラクルパワーを集め、空気砲で怪盗X退治に挑み、無事退散させることに成功した。退治したお礼に鈴の金メダルを受け取った園児たちは、未来の世界から"どこでもドア"を通って意気揚々と幼稚園に戻っていった、というのがストーリー展開。

仮想ゲームの狙いは、ゲームを楽しみながら、困難なことでも勇気を出してチャレンジすること、協力して目的を達成させることの大切さを園児に気づかせてあげることにあった。スポーツフェスティバルの練習で児童が古屋記念堂に移動した山梨学院小の教室やスポーツ館を利用して繰り広げられ、短大保育科1年生も園児の引率に当たった。専攻科保育専攻1年の15人は、4月から準備に取り掛かり、ゴールデンウイーク中も毎日登校、この1週間は夜遅くまで準備に取り組んで本番に備えた。リーダー役を務めた増山佳未さんは「子供たちが思った以上に反応してくれて嬉しかったです。台本も昨日全部考え直し、新たに作り直して今日本番だったのですが、それでも何とか通すことが出来て良かった」と振り返った。山内紀幸教授は「単に楽しませるだけではなく、各ゲームには理科的な要素や道徳的要素、数学的要素などが組み込まれている。一人では出来なくても、皆で協力して取り組むと何かが出来る事を子どもたちが実感してくれたらこの実践研究は成功。学生たちには将来の実戦に備えてさらに努力してもらいたい」と向上を求めていた。

文(M.I) カメラ(藤原 稔)
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