山梨学院パブリシティセンター
競泳ジャパンオープン 1日目
〜江原騎士200m自由形で3位表彰台に上る〜
〜東アジア大会日本代表に選ばれる可能性大〜

競泳のジャパンオープン2013(50m)が開幕した。5月24日から26日の日程で、神奈川・さがみはらグリーンプール(相模原市立総合水泳場)で開催される。今年のジャパンオープンは、10月に中国で開催される第6回東アジア大会日本代表選考会を兼ねている。山梨学院大からは男子9名、女子6名とOGの鈴木聡美(チーム・ジャパン)が出場する。初日の男子200m自由形で、成長著しい江原騎士が、午前中の予選で1分48秒81(県新・山学新・自己新)を記録し予選トップで午後からの決勝に進出した。決勝は力んで優勝を逃したが、3位の表彰台を獲得した。山梨学院高出身の江原は、高校時代にインターハイ優勝の実績はあるが、五輪選手や世界選手権代表が一同に集った 大会で力泳、トップスイマーの仲間入りを果たし、山学大応援席に向けて左手を高々と上げた。大会終了後に発表される東アジア大会日本代表に大きく近づいた。


江原騎士(えはら ないと 2年 山梨学院高)は、高校時代まではフィッツスポーツクラブ竜王校を練習拠点にしていたが、山学大入学後は、神田忠彦監督の指導を受け、シドニー記念水泳場で連日猛練習に励んでいる。細かった体もスイマーらしく逞しくなった。2月の短水路選手権では1500mに出場し、自己ベストを10秒近くも更新して3位に入り、注目されるようになった。4月の日本選手権の時は、大会直前の左脚肉離れで万全ではなかったが、今回は万全な体調で大会に臨んでいる。初日の200m自由形、2日目の400m自由形、最終日の50m自由形の3種目に出場する。
 
≪男子200自由形決勝 江原騎士≫
午前中の予選で1分48秒81の自己ベスト(県新・山学新)を樹立、予選トップで夕刻からの決勝に進んだ。決勝進出者は入場する時に、一人一人、場内アナウンスされて入場ゲートから入ってくる。江原は左肩にタオルを乗せる股旅スタイルで粋に入場した。落ち着いているように見えたが、泳ぐコースは予選トップ者に与えられる栄光のセンターコース、実際は相当に緊張していたのであろう。水着の腰の辺りに何度も手をやるなど、スタート前の仕草に落ち着きがなかった。スタート反応は0秒58で2番目に早い反応で飛び込んだが、力んだ泳ぎになってしまった。50mは3位、100mは2位、150mは2位タイで通過、最後は予選より悪い1分49秒00の3位でゴール板にタッチした 。江原騎士選手「日本選手権ではメダルが取れず悔しい思いをした。予選で自己ベストを出せた時はうれしかったが、決勝は力んでしまった。今回学んだのは、1日2本3本泳いでも決勝でタイムを上げられる選手にならないといけないこと。200で表彰台に上れたので、明日の400もメダルを狙いたい」。喜びより反省の言葉の方が多かった。
 
世界選手権代表のチーム・ジャパン選手として出場したOGの鈴木聡美(ミキハウス山梨)は、初日の100m平泳ぎを余裕で優勝した。鈴木聡美選手は「4月の選手権よりもタイムを上げることが目標だったので、ちょっと悔しい部分もあるが、原因は自分で判っています。残りの2種目(200m・50m)は選手権よりも上げることを目標にして3冠を目指したい」。冷静に初日の泳ぎを振り返っていた。
 
この他の山梨学院勢は、女子800m自由形の浅山美貴(1年 静岡・磐田農)22位、100m平泳ぎ山下安輝(2年 山口・豊浦)23位、200m自由形金田有加(3年 静岡・磐田農)27位、男子100m平泳ぎ重森俊二(4年 鹿児島情報)28位(自己新・県新・山学新)などとなった。
 
文(M.T) カメラ(平川大雪)
| アルバム江原選手 |

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