山梨学院小学校で「スポーツフェスティバル2013」が開催された。学年の壁を取り払う山梨学院小独特の課題探求型学習「スポーツプロジェクト」の集大成として、大学キャンパス内古屋記念堂を会場にして25日に行われた。春の「スポーツプロジェクト」は、秋の「オクトーバープロジェクト」、冬の「ウインタープロジェクト」とともに、山梨学院小の3大プロジェクト。期間中の2週間は、1年から6年までの全学年の壁が取り払われ、子どもたちは「走る」「投げる」「跳ぶ」などの運動要素を取り入れた特別学習に取り組んだ。最終日の「スポーツフェスティバル」は、各グループが学習成果を競う総決算の場。今年は、宝石の街甲府にちなんで命名された「ルビー」「サファイア」「トパーズ 」「エメラルド」の4チームが、学んだ知識と能力を結集させて総合成績を競った。
会場の古屋記念堂には、各チームがそれぞれ2週間かけて描き上げた巨大な4枚の「会場装飾画」が飾られ、児童とお揃いのTシャツなどで駆けつけた保護者らで2階の応援席は埋まった。子どもたちは約100人ずつの4チームに分かれ、教師の助けを借りながら、競技の準備から得点集計までを自分たちの力で行う自主運営に取り組んだ。競技方法はチーム対抗団体戦。種目ごとに、優勝・2位・3位・4位の得点がチームに与えられ、その合計得点で総合成績が競われた。
オープニングの表現運動に始まり「鉱脈を探せ(1年 玉入れ)」、「原石から宝石を取り出せ(4年 綱引き)」、「jewelry Rush(低学年リレー)」など、創意と工夫に満ちた競技が次々に展開されて行く。中盤の山場は、各チームの代表6人がたすきをつなぐ「いざ!ふるさとへ(全校駅伝)」。体育館内と外の噴水の周りを1・2年生は250m、3・4年生は400m、5年生は600m、アンカーの6年生は800m疾走して、箱根駅伝で使われたプルシアンブルーのたすきをゴールに運んだ。後半は「宝石の街・甲府(3・4年選択クイズ)」など体力以上に知識力が求められる競技も繰り広げられた。「宝石の扱いにはご用心(3・4年選択 変則二人三脚)」、「幸せをつなぐリン グ(1・2年選択 長縄リレー)」、「ぶつかり合うプライド(6年 騎馬戦)」と続き、最も盛り上がったのが、ラストの「世界に誇る宝石の街(高学年リレー)、各チームの高学年代表がトラックを次々に駆け回り、会場のボルテージは最高潮に達した。積み重ねられた各チームの得点合計の結果、エメラルドチームが優勝に輝いた。全ての競技を終えたあと、2週間のプロジェクトを振り返るスライドショーが上映され、子どもたちはそれぞれが思い出を胸にしまい、各学年の各クラスに戻って行った。
文(M.I) カメラ(藤原 稔)
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