山梨学院パブリシティセンター
関東王者に輝く
〜山梨学院高ホッケー部が2年連続3度目の優勝〜
〜慶応高を延長で下しインターハイ出場を決める〜

インターハイ関東地区予選を兼ねた平成25年度関東高等学校ホッケー大会が6月8・9の両日、茨城県東海村の県立東海高校多目的グラウンドで行われた。クレーとサンド(砂地)の二つのフィールドホッケーコートを持つ会場に、1都7県の都県代表が結集した。普段人工芝グラウンドで練習している山梨学院は初めてのコートに戸惑ったが、1回戦シードで、準決勝で東京代表の早稲田高を9−1と圧倒して決勝に進出した。決勝の対戦相手は神奈川代表の慶応高、練習試合では勝っていたが、公式戦は先制を許し苦しい試合展開になった。後半に逆転したが、終了直前に追いつかれ、延長戦Xゴールで勝利、苦闘の末に優勝を獲得した。昨年に続く連覇で2年連続3度目の関東王者に輝いた。ホッ ケー競技は大分県で開催される「2013未来をつなぐ北部九州総体」に関東No1として出場する。


平成25年度関東高校ホッケー大会 決勝
≪山梨学院高vs慶応高≫(6/9)於 茨城・東海高校多目的グラウンド
○ 山梨学院高 4
前半 1−2
後半 2−1
延長 1−0
3 慶応高 ●
山学得点者 内田・村松・井上・沖津 

試合は前半5分に動いた。慶応高にペナルティコーナー(PC)から先制点を奪われ、追いかける展開となった。前半11分15秒に内田明良がペナルティストローク(PS)を決めて追いついたが、わずか30秒後の11分45秒にフィールドゴールを決められ、前半を1−2の劣勢で折り返した。後半は一進一退の攻防が続き、なかなか得点を奪えなかったが、20分にPSのチャンスを得た。これを村松翔が決めて同点、25分に井上悦希がフィールドゴールを奪い逆転に成功した。しかし、最後に落とし穴が待っていた。これで勝利と思った後半終了直前、ゴールキーパーを下げて11人攻撃に切り替えた慶応のラストプレーで1点を奪われ、同点に追いつかれてしまった。延長戦は、前半7分半・後半 7分半の15分だが、ゴールが決まった瞬間に試合が終了するVゴール方式。はらはらドキドキの最中だった延長前半6分にPCを得た。このPCから放ったシュートは相手DF陣に阻まれたが、そのこぼれ球を沖津光輝が気力でゴールに押し込んだ。この瞬間に優勝が決定、山学ベンチは総立ちになり、フィールドに飛び出し一体となって歓喜の渦を作った。内藤正樹主将は「いつもの人工芝と全く違うサンドのコートに戸惑い上手く戦えなかった。終了直前に一瞬の隙をつかれたのは反省点です。選抜では1回戦で沼宮内に敗れたので、インターハイでは初戦を突破して勢いに乗り、打倒沼宮内・天理を目標にして、いい結果を残したい」と気持を高めている。中澤大成学生コーチは「関東では個人プレーでも突破出来たが、全国ではそうはいかない。インターハイで勝つためには、もっと個人個人がチームのために自分は何をすべきかを考えて練習しないといけない。あと一か月、試合を想定したチームプレーを高める練習に取り組んで行きたい」と視点をインターハイ勝利に向けた。試合後の表彰式で、内藤正樹主将が表彰状を手にした。チームは優勝記念撮影をして結束力を高め、インターハイでの活躍を誓った。

文(M,I) 写真提供:山梨学院高校ホッケー部
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