山梨学院パブリシティセンター
全日本大学駅伝関東予選会
〜山梨学院大は2年連続予選会トップで本大会へ〜
〜1組目阿部竜巳・上村純也が好走し流れを作る〜

第45回全日本大学駅伝対抗選手権大会の関東学連推薦校選考会が6月30日、東京・国立競技場で行われ、山梨学院大が予選トップ通過で本大会への出場権を獲得した。予選会は、1校2名の選手が1万メートル走るレースを4組行い、8名の合計タイム上位7校に本大会への出場権が与えられる。山学大は1組目に抜擢された阿部竜巳と上村純也がともに好走し阿部1位、上村3位でゴールして流れを作った。2組目、3組目で僅差の2位に下がったが順調につなぎ、最終組の留学生エノック・オムワンバが断トツの強さを発揮、日本人エースの井上大仁も激走した。エノックが1位、井上が3位でゴールした結果、8人の合計タイムは3時間57分32秒となり、2位の法政大に1分19秒の大差をつけて 総合成績1位となった。11月3日に愛知・熱田神宮から三重・伊勢神宮までの伊勢路を結ぶ全日本大学駅伝2年連続27回目の出場権を危なげなく獲得した。


全日本大学駅伝関東予選会の参加大学は20大学、1組40名がトラックを25周するレースを4組行ない、160名の合計タイムで大学順位を競い、上位7校(周年で例年より2校多い)に本大会の出場権が与えたれる。各大学のゼッケン番号は通し番号で、山学大選手のゼッケン番号は2番と22番となった。

暑い日差しを避け、午後5時に1組目のレースが始まった。山学大の第1組は補欠エントリーから抜擢された阿部竜巳2番(3年)新人で起用された22番上村純也(1年)の2人。阿部は中盤までは力を蓄えるレースを行い残り4周からスパート、残り2周でトップに立ち、ラストスパートでさらに2位以下を大きく引き離してゴール。上村もラストスパートで順位を上げ3位でゴール。2人はハイタッチで互いの健闘をたたえ合った。山学は先鋒の2人の活躍で最高の立ち上がり、いきなりトップに立った。2組目の2番兼子侑己(3年)と22番前田拓哉(2年)は8位と21位でつなぎ、3組目の2番森井勇磨(4年)と22番佐藤孝哉(1年)は9位と10位でつないだ。3組目が終わった段階順位は 2位だったが。4組目は22番エノック・オムワンバ(2年)が異次元の走りを見せた。5000mまでは拓大の留学生ダンカン・モゼもついて行ったが、そこから先は誰もついていけず独走した。日本人エースの2番井上大仁(3年)は、中盤まで20位前後でついて行き、ラスト勝負に競り勝ち順位を3位に引き上げてゴールした。

井上大仁選手は「1組目からいい滑り出しで頑張ってくれたのが後押しになって頑張ることが出来ました。ここまで調子は悪かったが、最後まで競り合えたので、それなりに戻ってきていると思いました。箱根の予選会、全日本、箱根の本戦とも上位で戦えるようにみんなで頑張って行きたい」とレースを振り返った。暗闇に包まれた国立競技場での報告会で上田誠仁監督は「これは予選会の結果であって、11月の本大会の結果を占うものではない。今日は7位であろうとも、力をつけたチームが我々の前を行く。我々が力をつければシード校を駆逐することが出来る。夏合宿に突入するが、与えられたことをこなすだけでは強くならない。より速く、より強く、より逞しい選手になるために、互いに切磋琢磨して、笑顔でゴールが出来るように頑張って行きましょう」と選手に夏の精進と成長を求めた。

予選会を勝ち抜いたのは、山学大・法政大・青学大・中央学院大・帝京大・大東大・順大までの7校。中央大、東海大、専修大ら13校は出場を逃した。

文(M.T) カメラ(平川大雪)
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