「第4回山梨県ケーキショー2013」がこのほど、甲斐市・ラザウォーク甲斐双葉店で開催された。山梨県洋菓子協会に加盟する県内洋菓子店のパティシエの作品に加え、22歳以下のジュニア部門に山梨学院短期大学食物栄養科フードクリエイトコース1・2年生の作品が出品された。1年生は全員で大型工芸菓子「東京スカイツリー」を製作、会場看板ケーキとして展示され、来店者を展示スペースに誘うのに一役買った。2年生はマジパン仕上げの創作ケーキ
を個人かグループで製作、20作品を出品した。いずれも夢とロマンにあふれた作品ばかり、色鮮やかに仕上がったケーキたちが、訪れた人たちの目を楽しませた。同時に作品コンテストが行なわれ、ジュニア部門金賞に植松隼平・門脇知宏・齊藤亮の男子3人の共同製作ケーキ、ジュニア部門銀賞に小山奈津季さんの作品が選ばれた。
山梨学院短大のフードクリエイトコースは、「洋菓子」「和菓子」「製パン」の3分野と、レストランサービス分野のプロフェッショナルを目指す人のために3年前に新設されたコース。学生の実習を指導する講師陣は、いずれも山梨県内で長年活躍して来たその道の達人、現役プロの指導で学生の実力が飛躍的に伸びている。山梨県ケーキショーに参加するのは3年連続で、1年生は「製菓基礎実習(洋菓子)」で学んだ洋菓子作りの技術を基に、全員で大作「東京スカイツリー」の製作に挑戦した。一方、2年生は「製菓基礎・応用実習(洋菓子)」で学んだ1年半の集大成として、個人かグループでマジパン仕上げのデコレーションケーキを製作、合計20作品を出品した。今年度の「第4回山梨県ケーキ ショー2013」は、甲斐市・ラザウォーク甲斐双葉店1階ラザコートを会場にして、6月8日・9日の両日に行われ、県内洋菓子店のパティシエと学生が製作したケーキの展示とコンテスト、食べてみたい夢のお菓子の絵の展示、9歳ぐらいまでの児童によるマジパン細工・ロールケーキ作り体験、参加洋菓子店による生菓子・焼き菓子の販売が行われた。フードクリエイトコースの学生たちは、自分たちが作り上げた作品について来場者の質問に答えたり、子どもたちがロールケーキを作るのを手伝い、会場の雰囲気を明るく盛り上げていた。
文(M.T)写真提供(山梨学院短大)
「実習アルバム」「ケーキショーアルバム」