山梨学院高校で7月12日、第95回全国高校野球選手権大会山梨大会に出場する野球部の壮行会が生徒会主催で行なわれた。吹奏楽部が演奏する「栄冠は君に輝く」に合わせ1153人の全校生徒が拍手で迎える中、真っ黒に焼けた49人の野球部員が体育館の壇上に上がった。古屋忠彦校長は「山梨学院は、好かれるチーム、愛されるチームであってほしい。新監督を迎えた新時代の幕開けの年、勝てば一緒に喜び、負けても悔いのないようにしてほしい」と挨拶した。赤尾俊生徒会長は「2年前に経験した夢の舞台に戻れるよう頑張ってください」とナインを励ました。生徒全員で折った千羽鶴と花束が大下拓馬主将と福本大賀副主将に贈られ、応援委員会・吹奏楽部・チアリーダー部の先導で、校歌を斉唱、「フレー、フレー、ヤマガク」とエールを送り、山学球児を"夏の大会"に送り出した。
甲府盆地は、この日で5日連続39度前後という日本一暑い夏、今年の壮行会は猛暑を避け、予定した前庭から体育館に会場を移し午前10時前から開始された。背番号1の梅原隆斗投手を先頭に背番号順に49人の選手と4人の女子マネージャーが壇上に上がった。古屋忠彦校長は「本校は伝統校ではないが、平成に入ってから本校らしいスクールカラーを身に着けてきました。そのスクールカラーを代表するのが野球部のチームカラーです。山梨学院は、好かれるチーム、愛されるチームであってほしい。新監督を迎えた新時代の幕開けの年、勝てば一緒に喜び、負けても悔いのないようにプレーし、応援してほしい」と出場する選手と応援する生徒を励ました。赤尾俊生徒会長は「春季大会を制した勢いを夏に持ち込み、一戦一勝の気持ちで戦い、2年前に経験した夢の舞台に戻れるよう頑張ってください」と励ました。生徒を代表して向井七海さんと小野間千芽さんが、全校生徒で折った千羽鶴と花束を大下拓馬主将と福本大賀副主将に贈った。大下拓馬主将は「自分たちのためにこのような会を開いていただきありがとうございました。自分たち選手は一生懸命プレーします、暑い中で大変ですが、応援よろしくお願いします」と出陣の挨拶をした。応援委員会・吹奏楽部・チアリーダー部の先導で、突撃のテーマと校歌を斉唱、生徒全員で声を合わせ「フレー、フレー、ヤマガク」とエールを送り、6度目の夏の甲子園を目指す選手を送り出した。壮行会の締めくくりで、浅川莉央応援団長は「応援する際は、熱中症にならないよう、水分をまめに補給するなど一人一人が注意してください」と応援する生徒全員に猛暑への対応を訴えた。
参加38校が夏の甲子園を目指す山梨大会は、小瀬球場と富士北麓球場を会場に明日13日に開幕する。大会第1シードの山梨学院高は大会2日目(14日)午前9時からの小瀬球場第1試合で韮崎高と対戦する。山学ナインは、目の前の試合だけに集中する。自分を信じて心を研ぎ澄ませ、一戦一勝、全力で相手校に立ち向かう。
文(M.T) カメラ(平川大雪)
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