山梨学院高校で7月19日、1学期中に各部活が獲得した優勝旗やメダル・トロフィーなどの納め式と、インターハイなどスポーツと文化部活動の全国大会に出場する生徒の壮行会が、終業式に合わせて開催された。今年の山梨学院高校は、5月の県高校総体で、女子が4年連続7度目、男子が6年ぶり2度目の総合優勝を獲得した。男女総合アベック優勝は、単に学校初というだけでなく、65年の歴史を持つ県高校総体史上初の快挙となった。赤尾俊生徒会長から古屋忠彦校長に歴史の扉を開けた優勝旗が納められた。この他、東日本大会と関東大会で優勝を獲得したホッケー部など、県外大会で3位以上の好成績を収めた団体と個人のそれぞれから賞状・メダル・トロフィーなどが学校に納められた。ま た、インターハイやゴルフ全国大会に出場する選手と、全国総文祭に出場する吹奏楽部ら文化部活動の全国大会に参加する生徒を全員で励ました。
最初に挨拶した赤尾俊生徒会長は「素晴らしい結果を残してくれた選手を納め式でしっかり称えましょう。そして、この夏の全国大会で3年生の多くは引退されると思います。自分を支えてくれている人に感謝して完全燃焼して下さい」と各部活の健闘を称え、3年最後の夏に向かう同級生を激励した。今年の山梨学院高は、何と言っても高校総体男女アベック優勝が光り輝いている。男子は陸上・空手道・ホッケー・サッカーの4部門で優勝、スキー・テニス・水泳・ゴルフで好成績を収めた。女子はスキー・陸上・水泳・ソフト・ゴルフの5部門で優勝、空手道・新体操で好成績を収めた。県外の大会では、ソフト部は3月の全国選抜で県勢初の準優勝、野球部は春季関東県大会優勝で関東大会に出場し、夏の甲子 園出場に挑戦中。空手道部は関東高校選手権で団体形3位、個人形村田望留3位。陸上では、国際大会の世界ユース陸上2000m障害で矢ノ倉弘が大健闘の6位となった、矢ノ倉にはインターハイ3000m障害優勝の期待がかかる。南関東大会女子やり投げで望月愛美3位。ホッケー部は東日本大会と関東大会ともに優勝。テニス部女子は春の全国選抜で県勢最高位のベスト16。ゴルフ女子は県総体で熊谷かほが優勝6位まで独占、関東大会団体3位で全国大会緑の甲子園に出場する。納め式に続き、インターハイに出場するホッケー・テニス・空手・陸上・駅伝・体操・新体操部と全国大会出場のゴルフ部女子、それに全国総文祭出場の吹奏楽部とNHK杯全国高校放送コンテストに出場する大木健太郎君に 激励に花束が贈られた。選手を代表してホッケー部内藤正樹主将が「心温まる会を開いて頂きありがとうござしました。インターハイでは、日々の練習で培ってきた成果を発揮し全力で頑張って来ます」と健闘を誓った。壮行会後、インターハイ陸上女子やり投げに出場する望月愛美選手は「南関東大会で3位になり出場権を獲得しました。全校生徒に応援してもらい勇気が湧いてきました。初めての全国で自己ベスト(43m16)を超える投てきを目指します」と健闘を誓った。
今年のインターハイは、北部九州総体として7月28日から8月20まで、福岡・大分・佐賀・長崎の4県で競技ごとに開催される。ゴルフの全国大会緑の甲子園は8月5日から11日まで三重県津市白山ゴルフコースで団体戦と個人戦が行われる。また、吹奏楽部が出場する2013長崎しおかぜ総文祭吹奏楽部門は佐世保市で開催される。
文(M.T) カメラ(平川大雪)
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