山梨学院パブリシティセンター
年連続西関東出場の偉業達成
〜山梨学院高校吹奏楽部が金賞・県代表獲得〜
〜過密日程克服、県吹奏楽コンクールで受賞〜

平成25年度山梨県吹奏楽コンクール高校A部門・C部門の発表と審査が8月4日に甲府・コラニー文化ホールで行なわれた。山梨学院高校吹奏楽部は大編成のA部門で金賞ゴールドを受賞し県代表に選ばれた。県代表は4校で、東海大甲府高、甲府一高、日川高とともに、9月7日(土)に、今年は新潟・新潟市民芸術文化会館で開催される西関東吹奏楽コンクールに出場することになった。少人数編成のC部門も最優秀を獲得した。この夏の山梨学院高吹奏楽部は、過酷な日程で東奔西走した。甲子園を目指した野球部を熱血応援する一方で、全国高校総文祭と国民文化祭の吹奏楽・マーチングの練習に取り組み、7月31日長崎市での総文祭パレード参加、8月1日佐世保市での吹奏楽部門出場、2日大 村市でのマーチング部門出場、とんぼ返りして4日に県吹奏楽コンクールに出場した。過密なスケジュールを乗り越え、4年連続西関東大会出場の偉業を達成させた。


山梨県吹奏楽コンクールは、小学校から職場・一般まで、A・B・Cの3部門に毎年120団体前後、約4000人が出場し4日間にわたり開催される山梨県下最大の吹奏楽コンクール。毎年夏休み前半に西関東吹奏楽コンクール、全日本吹奏楽コンクール予選を兼ねて行われる。高校の部は、5つの課題曲の中から1曲を選び、自由曲と合わせ12分以内で2曲を演奏する決まりになっている。大編成のA部門は最大55人編成と規定されているため、部員が83人もいる山梨学院高は部内オーディションを行い、A部門の出場メンバーとC部門の出場メンバーを決めた。高校のA・C部門は4日に行われ、山学高は午前中のC部門に30人編成、午後からのA部門に53人編成で臨んだ。
 
山学高吹奏楽部は、毎年、甲子園を目指す野球部の応援演奏と自分たちの部活を両立させる夏を過ごすのだが、今年は例年以上に過密スケジュールの夏となった。昨年11月の県高校芸術文化祭で吹奏楽部門が3年ぶり2度目、マーチングバンド部門は3年連続7度目となる県代表をダブル受賞し全国総文祭両部門の出場権を獲得したのに加え、山梨で開催される国民文化祭にも参加し7月のプレ大会にも出場した。1年生を加えた新編成チームにとっては、全国総文祭と県吹奏楽コンクールの演奏曲練習だけでも大変で、マーチングの練習時間はなかなか確保できず、19日の1学期終業式直後から、前庭を舞台にして、連日懸命にステップを踏み、猛特訓を重ねた。30日まで学校で練習を行い、31日夕 方からの総文祭パレードに参加、1日に吹奏楽部門に出場、2日にマーチング部門出場、とんぼ返りして4日の県吹奏楽コンクールに出場、猛暑の中、東奔西走した。
 
参加したすべての高校と職場・一般部門の演奏が修了した午後6時過ぎに審査結果が発表された。山梨学院高は、C部門が最優秀、A部門は金賞ゴールド・県代表を獲得した。部を代表し前島政道部長が表彰状とトロフィーを受け取った。渡邉正樹顧問は受賞した表彰状・楯・トロフィーを、エントランスで待ち構えていた部員たちに次々にかざし、夕闇のコラニー文化ホールに歓声が上がった。審査員の先生一人一人の講評が読み上げられると、部員たちは神妙に聞き入り、西関東大会への決意を固めていた。クラリネットのソロパートを担当した塩澤侑加さん(3年)は「ソロは練習通り出来たので良かった〜、全体的にも今までやって来たことを出したと思います。西関東に向けて取り組んで行かなければいけない所を、これからの練習で頑張って行きたい」と笑顔だった。ホルンのソロパートを担当した大森正照君(3年)は「みんなに迷惑ばかりかけていたが、先生にマンツーマンで指導して頂いて今日に至り、ソロも一応成功したのでホッとしています」と話した。前島政道部長は「緊張からなのか、疲れからなのか、いつも通りではなかったかなと思います。結果を踏まえ、反省するところは反省して、伸ばすところはしっかり伸ばして、西関東につなげたい」と語った。顧問の渡邉正樹教諭は生徒に対し「タイトなスケジュールを良く乗り切った。抽選の結果、演奏順は2番となった、1番の演奏をして全国に行こう。とにかく休んでくれ」と東奔西走した部員たちの労をねぎらった。
 
文・カメラ(M.T)
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