
山梨学院幼稚園子育て支援センターは8月21日、山梨学院短大調理実習室で「親子でクッキング」を開催した。この催しは、山梨学院子育て支援センターの子育て支援事業の一環として実施され、親子で一緒に楽しく調理し、子どもたちの食材や調理への関心を高めることを目的にしている。午前・午後の部合わせて54組の親子が参加し、きょうだいで参加する姿もあり、昨年参加したリピーターの親子も数多く参加した。山梨学院短大食物栄養科の深澤早苗教授が講師を務め、親子は、深澤教授の指導を受けながら子どもと一緒に簡単に調理できるドライカレー、えのきとキャベツのスープ、ツリーサラダ、スマイル白玉の4品を協力して作り上げた。幼稚園スタッフや食物栄養科の学生も調理補助として協力し、親子をサポート。子どもたちは保護者に手を借りながら包丁で食材を切ったり、具材を炒めたりと楽しみながら調理を行った。ドライカレーに使用する玉ねぎのみじん切りでは、涙を流しながらみじん切りをする子どもたちもおり、調理の大変さを身をもって感じているようだった。
「親子でクッキング」は山梨学院幼稚園子育て支援センターの子育て支援事業(施設開放・地域交流事業)として今年で3回目を数える人気講座。昨年実施した際は、予定を上回る応募があったため、急遽2部制にして実施したが、今年は、募集時点で午前と午後の2回の講座として定員を決め公募。しかしながら、募集開始の翌日には定員に達し、リピーターの応募も多く、「親子でクッキング」の人気のほどが伺えた。午前・午後の部合わせて54組の親子が参加し、年少から小学校5年生までの子どもたちが保護者と一緒に調理を行った。企画した山梨学院幼稚園子育て支援センターの
山内淳子センター長(幼稚園長)は「この講座は毎年多くの方にご参加いただき、大人気の講座の一つです。お子様の食育にとって楽しい食の思い出はとても大切なものだと言われています。きょうが。お子様にとって楽しい食の思い出の日になればと願っています」と挨拶した。山梨学院短大食物栄養科の
深澤早苗教授が講師を務め、幼稚園スタッフや食物栄養科の学生も調理補助として協力し、親子をサポートした。深澤教授は、調理手順を説明しながら子どもたちにクイズを出し食材について特徴などを説明したり、包丁の安全な使い方を指導。また、保護者に対しても、調理のポイントなどを分かりやすく解説を行った。説明のあと、参加者はグループごとに分かれ調理を開始。子どもたちは保護者に手伝ってもらいながら、包丁で食材を切ったり、具材を炒めたりと調理を進めた。適宜、幼稚園スタッフや学生が巡回し、手助けや助言を行い、調理がスムーズにいくようサポート。ドライカレーに使用する玉ねぎのみじん切りでは、涙を流しながらみじん切りをする子どもたちもおり、調理の大変さを身をもって感じているようだった。およそ1時間半で料理は完成し、全員で手作り料理を頬張った。子どもたちは、口々に「おいしい」「うまい」と話し、あっという間にたいらげてお代わりする様子も見受けられ、その姿を保護者は目を細めて見つめていた。深澤教授は「ご家庭で子どもと一緒に調理するというのは、大変なことだと思いますが、出来る限り、食材を混ぜたり、盛り付けをしたりとちょっとしたことでも日頃から一緒にできる時間を作って頂ければと思います」と保護者に語りかけた。一通り食事が終わると、食器洗いや調理器具の片付け、ごみの分別などの後片付けを協力して行い、親子クッキングは終了した。子どもたちは、保護者やお友達とともに楽しく調理を行い、残り少ない夏休みの一日を満喫していた。
文、カメラ(Y.Y)
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