山梨学院パブリシティセンター
第6回山梨学院理事長賞受賞記念講演会〜
〜「若者との間に壁があるのか」込山芳行大学院教授〜
〜「新生山梨学院とともに歩んだ36年」上條醇教授〜

山梨学院生涯学習センターは9月18日、第6回山梨学院理事長賞を受賞した込山芳行法科大学院法務研究科特任教授兼大学院社会科学研究科教授と、上條醇法学部法学科教授兼総合図書館長の受賞記念講演会をクリスタルタワー8階大会議室で行った。込山芳行教授は大学生と向き合った40年の教員人生を回顧して「若者との間に壁があるのか」と題して講演を行い、豪快な込山節で聴衆の笑いを誘った。一方、上條醇教授は「新生山梨学院とともに歩んだ36年〜大学の広報を通じて考える〜」と題し、就職した頃の山梨学院の状況と今日までの大学の歩みを、入試広報に長く携わった立場から、お洒落で誠実な人柄が伝わってくる話法で振り返った。動の込山教授、静の上條教授という好対照の講 演会となり、大学教職員とともに親交のある県民やゼミの卒業生など約150人で満席となった。


山梨学院理事長賞は、教育・研究活動、学校改革、スポーツや芸術文化活動などで、法人の発展に貢献する顕著な功績があったと認められる教職員・団体に贈られる。これまでの受賞者は、第1回の平成19年度は小菅信子教授と法科大学院・短期大学。第2回は神田忠彦水泳部監督と附属中高・附属小。第3回は横森巧サッカー部総監督、川上隆史スケート部監督、上田誠仁陸上競技部監督の3人の名将。第4回は西田孝宏柔道部総監督とカレッジスポーツセンター。第5回は江藤俊昭法学部教授(入試センター長)、寺本祐治ホッケー部総監督、星野武男施設部長の3氏に贈られた。

今年度の第6回受賞者は個人表彰2名、団体表彰1件で、上條醇法学部教授、込山芳行法科大学院特任教授、子育て支援センターに贈られた。上條 醇法学部教授・総合図書館長は、新生「山梨学院」をスローガンに再出発を果たした昭和52年に法学部教授として着任以来、教育と研究に真摯に取り組む一方、入試を中心に学校行政に献身的に尽力し、山梨学院の発展に大きく貢献したことが評価された。込山芳行法科大学院特任教授・学生センター長は法科大学院教授としてその中心的役割を果たす一方、大学では個性的なゼミナール運営を展開するとともに長期に渡り管理職として卓越した学生指導で学園の発展に大きく貢献したことなどが評価された。子育て支援センターは、平成4年に学校法人としては、全国初となる子育て支援センターを開設して以来、たゆまぬ努力を重ね、幼児教育と児童福祉を兼ね備えた専門機関として望ましいモデルを示し続け、学園の社会的評価向上に多大なる貢献をしたことが評価された。

個人表彰受賞者2人の講演会は18日の午後6時から行われた。大学教職員とともに、お二人と親交のある県民やゼミの卒業生など約150人が会場に詰めかけた。最初に永井健夫生涯学習センター長が山梨学院理事長賞の由来について説明を行い、コーディネーターの青山貴子副センター長が講演会の企画趣旨とお二人のプロフィールを紹介した。最初に登壇した込山芳行特任教授は「若者との間に壁があるのか」と題して講演を行った。出会いは偶然だが、必然であるという言葉をキーワードに、天職である教員生活との出会い、富士大学勤務を経て得た山梨学院大との出会い、ゼミの学生との出会いや初期講義時のパフォーマンスなどについて、ユーモアを交えた豪放磊落な込山節で、真剣勝負で大学生と向き合った40年の教員人生を回顧した。一方、上條醇教授は「新生山梨学院とともに歩んだ36年〜大学の広報を通じて考える〜」と題し、就職した頃の山梨学院の状況と今日までの大学の歩みを、長く携わった入試広報を中心に振り返った。昭和61年の創立40周年が、大学が大きく変わったエポックメーキングの年だったと話し、この頃に「情報化」「国際化」「カレッジスポーツ強化」の大学運営の3つの柱が確立されたと語った。また、マスコミや官公庁との接し方について、誠実な人柄と幅広い人脈が伝わってくる話法で、後輩教職員に交渉の仕方を伝えた。席を埋めた150人の中には、ゼミの卒業生も多数いて、恩師と旧交を温めていた。

文(M.T) カメラ(平川大雪)
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