山梨学院パブリシティセンター
関甲新学生野球秋季リーグ戦(第3節3戦目)
〜山学 白鴎に延長10回力尽きる明日決着〜
〜右腕・桃原5回1失点 ゲームつくる力投〜

2013年関甲新学生野球秋季リーグ戦(第3節3戦目)は9月23日、群馬県の上武大学野球場で2試合を行った。第2試合は昨日、大会規定(1日3試合のときは9回同点で引き分け)により仕切り直しの山梨学院大と白鴎大戦。先勝の山梨学院が延長10回1対4でサヨナラ負けして白鴎に1勝で並ばれる。山梨学院は、期待の右腕・桃原博巳(3年)が2回裏、安打と四球などで二死一三塁。次の打者への1ー1からの3球目、ダブルスチールを仕掛けられショートカットプレーで対応したが三塁ランナーに生還され0対1と先制点を許す。6回裏山梨学院は、昨秋覇者の白鴎相手にゲームをつくった桃原から、春季防御率3傑の右腕・山田祐也(4年)に投手リレー。両軍投手の白熱した投げ合いで1対1で延長戦へ。延長10回表一死後、山梨学院は8番代打・藤田峻太(2年)が右前安打で出塁。代走・角田元気(2年)が犠打で二塁へ。二死二塁、1番・渡辺晶也(4年)が中前安打、代走・角田が二塁からホームを果敢に突くがクロスプレーでアウト宣告。山梨学院が「先にホームベースに触れた」と主審に抗議。審判員協議の結果、判定は覆らずにチェンジ。その10回裏、右腕・山田祐也(4年)が一死後、連続安打を許し一死一二塁。昨日同点2ランを放った4番打者を迎え、山田が中越えに3ランされ力尽きる。2戦先勝で勝ち点を奪取できるリーグ戦、山梨学院は白鴎と明日の12時00分上武大学野球場で勝ち点をかけて争う。


□山梨学院は白鴎戦の第2戦目に勝ち点に王手をかけ挑み、中盤に堅守・鈴木のタイムリーヒットや終盤の平井・菊池・加賀美の連打などで7回裏4対0とリードしていたが、9回表に追いつかれ4対4の引き分けに持ち込まれた。大会規定で引き分けは勝率には反映されないことになっている。ここ上武大学野球場は、晴れながら日差しが薄く秋風に包まれ肌寒い。先発は、山梨学院は期待の右腕・桃原博巳(3年・久米島高)、白鴎はエース・福田大輔(九州国際大附高)。間もなく山梨学院の勝ち点に王手をかけての、仕切り直しの戦いが始まる。


●関甲新学生野球秋季リーグ戦(第3節3戦目)【 山梨学院大学 対 白鴎大学 】上武大学野球場 

 
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
合計
山梨学院
0
0
0
1
0
0

0

0
0
0
1
白  鴎 
0
1
0
0
0
0
0
0
0

4

●【山梨学院】
●[投手]桃原博巳(勝ち0勝0敗) 投球回数5回、打者20、打数16、投球数67、安打2、犠打1、四球3、三振3、失点1、自責点1
●[投手]山田祐也(勝ち0勝1敗) 投球回数4回1/3、打者20、打数20、投球数67、安打6、本塁打1、三振3、失点3、自責点3
●[捕手]田中貴也(許盗塁2)
●【気象状況(時分)】天気(晴れ)気温(24度)湿度(52%)降水量(0mm/h)風向(東南東)風速(3m/s)


◆先攻の山梨学院は1番・渡辺晶也(4年・山梨学院高)が内野手失策で出塁。2番・酒井雄史(3年・木更津総合高)の犠打で一死二塁としたが後続が倒れる。
◆1回裏、期待の右腕・桃原博巳(3年・久米島高)が1番打者を遊ゴロに、2番打者を右飛に打ち取るが、続く3番打者に四球を与え二死一塁とするも、落ち着いて4番打者を投手ゴロに仕留める立ち上がり。
◆2回裏、右腕・桃原博巳(3年)が先頭の5番打者に中前安打を許し、犠打で一死二塁。7番打者を二塁ゴロに打ち取る間に進塁され二死三塁。8番打者に四球を与え二死一三塁。続く9番打者への1ー1からの3球目、ダブルスチールを仕掛けられショートカットプレーで対応したが三塁ランナーに生還され0対1と先制点を許す。
◆4回表二死後、4番・菊池紳弥(4年・学法石川高)が四球を選び出塁。5番・加賀美祐樹(3年・東海大甲府高)の左安打に野手の失策が絡み、菊池が一塁から一気に生還し1対1の同点とする。加賀美も二塁に進塁し二死二塁、続く6番DH・中村圭輔(3年・熊本国府高)の右前安打で二塁から、加賀美が勇猛にホームを突くがタッチアウトとなり追加点を阻止される。
◆4回裏、右腕・桃原博巳(3年)が先頭の4番打者に右前安打されるが、5番打者を空振り三振に切り一死一塁。続く6番打者を二塁ゴロにするが、その間に進塁され二死二塁とされるが、桃原が難無く7番打者を見逃し三振に切って取る。
◆6回裏、山梨学院は桃原から春季防御率3傑の右腕・山田祐也(4年・山梨学院高)に投手リレー。山田が先頭の3番打者を一塁ゴロに、4番打者を三振に、5番打者を中飛に打ち取る好投を見せる。
◆7表、先頭の5番・加賀美祐樹(3年)が中前安打で出塁。6番DH・中村圭輔(3年)の犠打で一死二塁。7番・田中貴也(3年・八重山商工高)の内野ゴロで二死三塁としたが後続が倒れチャンスを逸する。
◆7回裏二死後,右腕・山田祐也(4年)が8番打者に中前と9番打者に右前と連続安打、そして1番打者への内野手失策で、二死満塁と攻め立てられたが、続く2番打者を二塁ライナーに仕留め窮地を脱する。
◆9回表一死後、4番・菊池紳弥(4年)が左前安打で出塁。5番・加賀美祐樹(3年)の犠打で二死二塁としたが後続が倒れる。
◆9回裏、右腕・山田祐也(4年)が7番打者を空振り三振、8番打者を空振り三振、9番打者を一塁ゴロに打ち取る気迫の投球を披露する。
◆延長10回表一死後、8番代打・藤田峻太(2年・松本第一高)が右前安打で出塁。代走・角田元気(2年・埼玉栄高)が犠打で二塁へ。二死二塁、1番・渡辺晶也(4年)が中前安打、代走・角田が二塁からホームを果敢に突くがクロスプレーでアウト宣告。山梨学院が「先にホームベースに触れた」と主審に抗議。審判員協議の結果、判定は覆らずにチェンジとする。
◆10回裏の山梨学院は、右腕・山田祐也(4年)が1番打者を左飛に打ち取った一死後、2番打者に中前安打、3番打者に内野安打で一死一二塁。昨日、同点2ランを放った4番打者を迎え、山田は1ー0からの3球目を中越え3ランされ、サヨナラ負けを喫する。明日、勝ち点をかけて争う。


主将・平井慎也(4年・富士学苑)は「チャンスは再三再四つくれていて、ツーアウトからでも得点圏にランナーをおける状況で良く粘り攻撃できていたが、あと一本がだせなかった。相手投手のストレートが走っていて、チェンジアップも良いキレだった。そのチェンジアップに泳がされた」と振り返る。投手陣が「桃原と山田で9回まで1失点。打線の早い援護が必要だった」と冷静に振り返る。競り合いで「勝つことができなかったことは、ダメージは大きいが、切り替えて、明日は勝ち点を取るために、勝ち抜きたい」ときっぱり述べた。
伊藤彰コーチは「拮抗したゲームだった」と開口一番。「相手エースが素晴らしい投球をするなか、良く粘って、粘って中盤同点にした。その後、何回か追い詰めるものの、あと一本がでなかった」と攻撃を振り返った。投手陣について、「先発の桃原は予想以上のピッチングをしてくれた。5回1失点。白鴎を相手に堂々の投球でゲームをつくつてくれた」と頷く。それを「山田が引き継ぎ、山田は昨日からの連投にも拘わらず気合いの入った攻めの投球をしてくれた」と両投手を労った。「選手たちは、ここまで良く戦っている。そのためにも明日は、先手、先手で勝ち、勝ち点を奪取したい」と球場を後にした。

文(H.K)、カメラ(平川大雪)
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