山梨学院パブリシティセンター
平成25年司法試験合格祝賀・激励の会
〜教職員らが法曹としての新たな門出を祝福〜
〜合格者一人一人が喜びや感謝、今後の活躍を誓う〜

山梨学院大学法科大学院は9月25日、キャンパス内プルシアンブルーで「平成25年司法試験合格祝賀・激励の会」を開催した。この会は、司法試験の合格者を祝し、この後に控える司法修習や法曹人生を激励し、さらに来年以降受験する在学生・修了生を激励することを目的に開催。山梨学院大法科大学院は、平成18年の第1回新司法試験で6人が合格して以来、毎年着実に合格者を法曹界に送り出している。今年実施された平成25年司法試験では、46人が受験し10人が合格、合格率は21.74%で合格者数、合格率ともに昨年を上回る結果となった。この日の「合格祝賀・激励の会」には、古屋忠彦学長、荒牧重人法務研究科長をはじめとする教職員や山梨県弁護士会関係者など150人が出席。合格を果たした修了生を祝福し、今後の司法修習や法曹としての活躍にエールを送った。また、合格者一人一人が、これまでの苦労や感謝の気持ち、今後の抱負などを語り、恩師や一緒に切磋琢磨した仲間に新たに始まる世界での活躍を誓った。


「平成25年司法試験合格祝賀・激励の会」には、合格者や修了生、教職員、山梨県弁護士会関係者などおよそ150人が出席。古屋忠彦学長は挨拶の中で「平成18年に1期生が見事合格して、今年で8回目になります。粘り強く勉強をして見事に自分たちの希望を達成をした10名のみなさん、本日はおめでとうございます。きょうの主役であります10名のみなさんの祝福と同時に彼らを指導した先生方への感謝の気持ち、愛情深く法科大学院を支えてくださる地元法曹界の皆様に感謝を申し上げます。来年以降受験する方たちは自らと自らの将来と支えてくれた家族や関係者のために頑張ってください」と語った。法科大学院を代表し荒牧重人法務研究科長は「今年も安定的、継続的に学生たちを法曹界に送り出せたことを関係者の皆様に感謝申し上げます。この成果は合格者のみなさんが努力した結果です。しかし本番はこれからです。今後厳しい社会の中で、自分の目指す法曹に一歩ずつ励んでもらいたい。山梨学院は母校ですのでみなさんとの繋がりをずっと持ち続け、就職など様々なサポートをしてきたいと思っています。私たちの法科大学院にとって合格した彼らは財産です。この財産をしっかりと引き継ぐと同時に大切にしていきたいと思います」と挨拶。また、法科大学院開設以来、実務指導等様々な面で支援している山梨県弁護士会の小野正毅副会長は祝辞の中で「10名の方々、心よりお祝い申し上げます。本人が一番嬉しいと思いますが、それを支えた家族の方々も本当に嬉しく喜んでいるかと思います。今後司法修習が始まるわけですが、実務修習においては精神の毛穴を広げ、変化する現実を十分知ることが肝要です。今までの勉強だけの世界ではなく、せっかくの実務修習なので、実務の状況や日本の社会の実態を理解し、現実の社会に十分触れてもらいたいと思います」と挨拶し、司法修習に向けての心構えを合格者に伝えた。さらに、県弁護士会法科大学院支援委員会の反田一富委員長が「合格した後は、合格前と自分の人生が全く違うということを自覚してください。これまでは、単に自分のためだけに勉強してきましたが、これからは社会のために自分が存在していることを十分自覚してもらいたいと思います。教科書の中では「甲」「乙」としか書かれていませんが、これからは自分の依頼者と相手が存在する現実の問題を取り扱うことになります。すなわち、依頼者の人生に自分が関わり、それだけ責任が重大になるということを十分自覚して仕事に励んでいただきたいと思います」と語り、今後の法曹人生を激励した。

合格者の一人、野澤祐二さんは「大学卒業後3年間社会人を経験して入学しました。学力に不安がありましたが、山梨学院は、授業だけでなく、メールでの質問や自主ゼミなど様々な面でサポートをしてくれて、本当に魅力的な環境でした。正直、山梨学院でなければ3年間の勉強で合格できないと思いました。合格は、僕の努力の結果だけでなく、山梨学院の環境と指導してくださった先生方のおかげです。本当にありがとうございました」と感謝を口にし、後輩に対して「試験期間中の5日間は厳しいプレッシャーの中での戦いになります。非常に大変だと思いますが、努力した分は裏切らないので、自分を信じて来年5日間戦ってください」とエールを送った。また、旧司法試験から挑戦し続けた吉村佳代さんは「修了後1回目の試験で合格することができました。しかし、司法試験を受けたのはこれで10回目です。最後の旧司法試験の結果通知を見て、もう2度とこんな思いをしたくないという強い決意で山梨学院に入学しました。2年間で今まで得ることができなかったものを得ることができ、先生方のご指導や個性豊かなメンバーの中で自分を磨くことができました。人数が少ない中で、中身の濃い出会いがあり、その出会いに感謝しています」と語り、後輩に対し「きょういる方々は、今回合格した10人の次の番です。今回合格した人たちは、嬉し泣きしたり、感謝する気持ちを持ったと思います。その気持ちをぜひ味わってください。次はあなたたちの番ですので、絶対に頑張ってください」と激励した。

山梨学院大学法科大学院は平成25年司法試験において46人が受験し10人(男性7人、女性3人)が合格。合格者数10人という数字は、全国74校中31位。合格率は21.74%、これは全国74校中21位、私学順位で見ると49校中8位。合格者数、合格率ともに昨年を上回る結果となった。山梨学院大法科大学院は開設以来、今回の10人を含め、計74人が司法試験(新司法試験)に合格。社会に貢献する法曹を継続的に送り出すために、学生支援NO.1ロースクールを目指し、教育内容や支援制度のさらなる充実に努める。

文(Y.Y)、カメラ(平川大雪)
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