山梨学院パブリシティセンター
2013年プロ野球ドラフト会議指名あいさつ
〜山学・高梨 早く一軍へ!  日々練習に取り組む〜
〜栗山監督の直筆『共に天下を 夢は正夢』手に〜

北海道日本ハムファイターズは10月30日、チーム統轄本部の大渕隆スカウトディレクターと川名慎一スカウトが高梨裕稔投手(4年)への指名あいさつに、山梨学院大学の学長室を訪れた。大渕隆スカウトディレクターから「去る24日のドラフト会議で、高梨裕稔くんを4巡目で指名させていただきました」と指名のあいさつ。古屋忠彦大学長が「大学では現役初のドラフト指名選手、大変ありがとうございます。入団が確定いたしましたら懸垂幕を掲げて顕彰したいと思います」とあいさつ。右腕・高梨選手は「これからは早く一軍で活躍できるような選手になるために日々練習に取り組んでいきます」と緊張した面持ちで述べた。懇談では古屋大学長が同席した日高昭夫野球部長、伊藤彰コーチを交え、球団側と高梨投手の人柄や大成する可能性などについてトーク。その後、一行は広報スタジオで囲み取材に臨み、その折りに川名慎一スカウトから高梨裕稔選手(4年)へ、栗山英樹監督の直筆で『共に天下を 夢は正夢』と書かれたサイン入りのプロ野球ドラフト会議・北海道日本ハムファイターズのネームカードが手渡された。


山梨学院大学のエース・高梨裕稔投手(4年・土気高)は、関甲新学生野球連盟にプロ野球志望届を提出。高梨は24日、野球部の4年生とともに大学のスポーツセンターの一室で、プロ野球ドラフト会議のテレビ山梨(TBS系列)の生中継に釘付けになっていた。中継が終了してからは、「土気高校時代の友達の下條春希君がテレビ電話でスカイ・Aの画面を要所で見せてくれた」。高梨は「指名の巡の回数が上がるにしたがって、手に汗を握るハラハラドキドキだった」と、固唾を呑んで見守っていた。日本ハム4位の知らせに、駆けつけた野球部とともに素直に喜び、騎馬で右腕を上げ活躍を誓った。


□学長室での懇談で古屋忠彦大学長が「高校野球は10名(現役7名)をプロ野球に輩出しましたが、大学現役は初、成功してもらえると良いですが」と口火を切る。
大渕隆スカウトディレクターが「川名が今年春先から高梨くんを担当し、ずっと見ていて『質の高い真っ直ぐ(147キロ)と、緩急が使える抜けるカーブ(110キロ)。それに決め球となるフォーク。この三つの骨組みが確りある。あとは肉付け。最初は二軍で(肉付け)、そして一軍でのローテーション入りへと描いている。大変、期待しています』と声を弾ませる。
伊藤彰コーチは「高梨は、手足が長いし、柔らかさがある。あとは力強さが、二つ三つ出せるようになれば、大成する可能性は大いにある」とアピール。
□続いて、日高昭夫野球部部長が「高梨は、とにかく色んなことを吸収する力は凄い。まだまだ伸び代の余地が大きくある。鍛えれば良い選手になると思うので、よろしくお願いいたします」と懇願。
川名慎一スカウトは「高梨くんとはジャパンの(大学野球)選考会のときに、奇しくも同じ車両に乗り合わせてから縁を感じた。人間性が素晴らしい、その上に良い技術を持っている。投げる体力は十分あるので、コンスタントに力(良い技術)が出せるようになれば、チームの勝利に貢献できるようになる」と頷く。
□最後に古屋大学長が「本人が精進してプロの世界で活躍してくれると、見守る家族も、送り出した大学も、受け入れた球団も、三方良し」と締めくくった。


□広報スタジオでの囲み取材で川名慎一スカウトから高梨裕稔投手(4年)へ、ドラフト会議で使用した栗山英樹監督の直筆で『共に天下を 夢は正夢』と書かれたサイン入りの北海道日本ハムファイターズのネームカードが手渡され、あわせて栗山監督の「将来的には、ファイターズの屋台骨になってもらいたい期待を、持っている」とメッセージを告げ、「契約してくれると信じている」と結んだ。
高梨裕稔投手(4年・土気高)は、「期待に応えられるように、今まで以上に頑張って、一軍に早く行けるように、また北海道日本ハムファイターズのファンの方々の前で早く一勝し期待に応えたいと、改めて思いました」と気を引き締めていた。
□今後の予定は、仮契約を済まし、11月の23日・24日・25日と札幌ドームで本契約と入団発表。1月初旬に入寮、2月からキャンプの予定。

文(H・K)、カメラ(藤原稔)(今村佳正)
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