山梨学院パブリシティセンター
子育て支援事業「お父さんと遊ぼう」
〜休日のひとときを親子で楽しく工作〜
〜モノを作る過程から子どもの成長を実感〜

山梨学院幼稚園子育て支援センターは11月16日、親子体験講座として子育て支援事業「お父さんと遊ぼう」を山梨学院幼稚園で開催した。この講座は、子育て支援事業の一環として日頃忙しい父親と休日のひとときを子どもと一緒に楽しむことを目的に平成18年にスタート。今年は、風を動力として進む「ウインドーカート」の手作りおもちゃを親子で制作。山梨学院短期大学保育科の伊藤美輝教授が講師となり、保育科や保育専攻科で学ぶ学生17人が制作補助として親子をサポートした。今回は、細かい部品が多いため、全体の組み立てはお父さんが担当し、シャーシや風を受けるマストの色付けやデザインを子どもが担当。しかし、マストの固定など一人では難しい作業もあり、時折、子どもの手を借り、親子一緒に世界に一つだけの手作りおもちゃを完成させた。ウインドーカートを動かすためには、風力が必要であり、今回はうちわを動力源に使用。子どものあおぐ力でも十分に走らせることができ、試走では歓声を上げて喜んだり、一緒になって走ったりと思い思いに楽しみ、お父さんはその様子を嬉しそうに眺め、子どもたちの成長を実感していた。


山梨学院幼稚園子育て支援センターは「子どもの最善の利益」を目指し、地域子育て支援のあらゆる可能性を求めて、平成11年に開設。学校法人としての設置は全国初で様々な子育て支援事業を行っている。地域に根ざした子育て支援事業として、7月の「みんなで泳ごう」、8月の「親子クッキング」「アルテア夏祭り」、10月の「運動会」などを積極的に展開している。
 
この日の甲府市は前日までの雨の影響で朝から寒かったが、子どもたちはお父さんやお母さんと一緒に元気に山梨学院幼稚園を訪れた。平成18年にスタートし今回で7回目となる今年は、年少児から小学校5年生までの60人の子どもたちが保護者とともに参加。主催した山梨学院幼稚園子育て支援センターの山内淳子センター長(幼稚園長)は「本園では、子どもたちが子ども時代にモノを作る楽しさ知るということをとても大切に考えています。毎年、本短期大学の伊藤教授を迎えて親子体験講座として開催しています。ぜひ、きょうも楽しいひとときをお過ごしいただきたいと思います。お友達のみなさんもとても素敵な作品ができるよう頑張ってください」と挨拶。講座は、山梨学院短大保育科の伊藤美輝教授を講師に迎え、保育科や保育専攻科で学ぶ17人の学生がサポートスタッフを務めた。今年は、風を動力として進む「ウインドーカート」を制作。親子は伊藤教授の説明や学生の補助を受け、工作に取り組んだ。少年時代にプラモデルなど模型を組み立てた経験のあるお父さんたちも多く、率先して作業を進めた。今回は細かい部品が多かったため、全体の組み立てはお父さんが担当し、一人では難しい部分を子どもと一緒に組み立てた。子どもたちは、シャーシや風を受けるマストを着色したり、好きな絵を書いたりとデザインを施した。普段お父さんと工作をする機会が少ない子どもたちも多く、真剣な表情で一緒に作品作りを楽しんでいた。作品が完成すると、ホールで試走を行い、一生懸命にうちわを仰いでカートを走らせ、喜んでいる姿をお父さんたちは嬉しそうに眺め、子どもたちの成長を実感していた。講座の最後に伊藤教授は「作る過程で色々と工夫するということが、また次への意欲につながっていくと思いますので、ご家庭でも何かを作る機会というのを与えていただきたいと思います。それぞれ楽しみ方は違うと思いますが、モノを作ることを楽しむということが、心と体の成長につながりますので、積極的に取り組んでみてください。地域の美術館や科学館でも工作に関するイベントが開催されていますので、子どもたちのモノづくりへの興味を伸ばしてあげてください」と工作や造形の重要性などについて説明し、講座を締めくくった。

文・カメラ(Y.Y)

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