山梨学院パブリシティセンター
第1回さかおり音楽祭開催
〜山梨学院高と甲府東高の生徒が合同音楽発表会〜
〜酒折を音楽で活性化させ、地域の輪を広げよう〜

山梨学院高校と甲府東高校の生徒らによる初めての合同音楽発表会が11月19日の夕方、山梨学院大学メモリアルホールで行われた。酒折地区の学校や企業・住民らで作る『さかおり』倶楽部が、地域を共にする人のつながりを、音楽を通して強めたいと開催した「第1回さかおり音楽祭〜音楽で紡ぐ地域の輪〜」イベントとして実施され、山梨学院高校からは吹奏楽部、合唱部、チアリーダー部と中学合唱部が参加、甲府東高校からは吹奏楽部と音楽部が参加した。最初に酒折連歌イメージソングとして誕生した「風なりて」を作詞作曲者の伸太郎さんと山梨学院中・高合唱部が披露して始まり、両校の生徒がそれぞれの部活動で練習してきた楽曲や演技を次々に披露した。公立校と私立校の合同発表は珍しく 、会場のメモリアルホールを埋めた酒折地区の住民や学校関係者など600人から、若い高校生の情熱と演奏に拍手が送られた。


開演に先立ち、『さかおり』倶楽部の人たちが壇上の幕前で、「甲州街道、青梅街道、鎌倉往還の交差する地が酒折です。日本武尊が立ち寄った連歌発祥の地であり学園都市、歴史と文化が息づく地です。さかおり倶楽部は、地域の人々と若い世代を結びつける糊の役目を果たして行きたい、酒折に関わりのある人々を歌声で結びつけて行きたい」と音楽祭の趣旨を説明した。
 
司会進行役は、甲府東高校放送部の2人の女子生徒が務め、会場に爽やかな空気を運び込んだ。最初に登場したのは、酒折連歌イメージソング「風なりて」を作詞作曲した山梨学院高校OBのシンガーソングライター伸太郎さんとコーラスの山梨学院中・高合唱部の生徒23人、古風な歌詞と現代的なメロディーがマッチした涼やかな曲で、力強くて清らかな歌声が会場に響き渡った。2番目に甲府東高校吹奏楽部の46人が、ラテンのリズムに乗った「フライングゲット」など3曲を披露、演奏の間、客席最後列に座っていた山梨学院高校吹奏楽部の部員たちは、両手を左右に振ってウエーブを作り、演奏時間を共有して共演した。次々に演奏が披露され、山学高合唱部の8人がアカペラで2曲、山学高チア リーダー部の20人が4つのパフォーマンス、東高音楽部の15人が弦楽器で優雅に3曲を演奏、トリで山学高吹奏楽部の80人が、会場に足を運んでくれた年輩の人に楽しんでもらいたいと選んだ「ど演歌えきすぷれす」ら2曲を、ソロパートをふんだんにはさみ込み、面白く楽しくパフォーマンスしながら演奏した。最後に、出演者全員が舞台上と客席最前列に立ち、東日本大震災の被災地・被災者の復興を応援するために制作されたチャリティーソング「花は咲く」を大合唱して合同音楽発表会を終えた。最後の挨拶で川崎博さかおり倶楽部代表は「音楽で地域の輪を紡ぎたいと第1回を開催しました。どうですか、よかったですね。来年は、もっと多くの人たちに参加して頂いて、さらに大きく発信して行きたいと思います。拍手には、メッセージが込められます。感謝・感動・感激が込められます。今日出演してくれた皆さんに、もう一度拍手を送って頂きたい」と言葉を結んだ。会場を埋めた人全員が、若い高校生への感謝を拍手で表し、音楽会の幕を閉じた。
 
文(M.T)カメラ(平川大雪)
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