
「第47回全国女子体育研究大会」が11月15・16の両日、山梨県で開催され、甲府・コラニー文化ホールに全国の代表が集った。この大会は、幼児教育、学校教育、生涯教育について実践研究を提案する全国大会。山梨での開催は昭和56年の第15回大会以来2回目となる。大会1日目の15日は、6つの分科会に分かれて授業やワークショップが公開され、2日目の16日に全体会が開かれた。この全体会でダンスの公開演技「富士の国から〜自然・心・未来〜」が発表披露された。山梨学院からは、チアリーダー部とダンス部、それにジャグリング部や手話サークルなどの大学生・短大生69人と、山梨学院小トワイライトスクールの小学生57名が参加、研究大会に向けて練習してきた集団 演技を発表した。
大会の主催者である日本女子体育連盟は、女性の視点から学校体育や生涯スポーツの普及と振興を推進している日本体育協会・国際女子体育連盟加盟の公益法人。全国女子体育研究大会は、全国を巡回して開催される年一回の研究大会で、体育・スポーツ・ダンス関係の指導者が一堂に会し、学校体育・生涯スポーツの課題について実践成果の発表と討議が行なわれる。
甲府市で開催された今年の第47回大会は、「富士の国から〜自然・心・未来〜」を大会テーマにして行われた。1日目の15日は、小瀬スポーツ公園体育館を会場に、(A)保育所・幼稚園・大学、(B)小学校、(C)中学校、(D)高等学校、(E)特別支援教育、(F)生涯スポーツの各分科会が行なわれ、2日目の16日に全大会が開かれた。記念講演として、富士河口湖町在住の登山家渡辺玉枝さんが「73歳の挑戦、チョモランマ(エベレスト)に立つ」と題して講演を行い、大会の最後に山梨県内の幼稚園から生涯スポーツ団体までの8つの団体が公開演技を行った。この中で、山梨学院小学校トワイライトスクール(TS)のスポーツ系講座「ベーシックスポーツ」と「ダンス&スポー ツ」を受講している2年生から5年生までの54人が、リズム運動・身体表現を中心にしたレッスンの成果を発表した。また、山梨学院大学と山梨学院短大の「ストリートダンス・チアリーディング・ジャグリング・手話・ブラスバンド」の部活動を行っている各部の部員40人が、集団演技に取り組み、個々の思いや考えをそれぞれの技法で表現する集団パフォーマンスを演じた。公開演技は、大会テーマの「富士の国から〜自然・心・未来〜」を統一テーマにして作品構成が行なわれ、山梨学院小トワイライトスクール、甲府商業高校ソングリーダー部、聖愛幼稚園児、山梨市八幡体協体操部八幡舞い歌隊、甲府市立西中、山梨ライトハウス青い鳥成人寮、昭和町立西条小、山梨学院大学・山梨学院短大生グルー プの順で演技を行った。プロローグからエンディングまでの1部から3部までの各部を山学小TSスクールの子どもたちが「人と人」「心と心」をつなぐ形の演出で進行され、結んだ絆の強さと豊かさを各団体が体で表現、研究大会に参加した指導者らから、好評を博していた。
文(M.T)カメラ(藤原 稔)
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