山梨学院パブリシティセンター
男子第64回全国高校駅伝競走壮行会
〜全校生徒で3年連続13回目の出場を激励〜
〜日本一は厳しいでもトップの走りで恩返し〜

師走の都大路で健脚を競う男子第64回全国高等学校駅伝競走大会に3年連続アベック出場する山梨学院高校駅伝部(男・女)の壮行会(生徒会主催)が12月10日、同校の体育館で行われた。体育館後方中央部から全校生徒1,149名の手拍子で迎えられて、山梨県代表として3年連続13回目出場の男子駅伝部は、主将を先頭にエントリー選手9名が入場。『健闘 駅伝部』と生徒会手書きの横看板の前に整列。鈴木理奈生徒会長(2年)が「大会当日、選手の培った力が思い切り発揮できるよう、全校生徒一丸となって現地やテレビなどで精一杯応援します。選手の活躍と健闘を祈ります」と激励。男子駅伝部の西山令主将(3年)が「3年生は『高校3年次に優勝』を目標に入学してきました。多くの敗北や挫折などで挫けそうになったとき、様々な人に支えられました。日本一を勝ち取ることは厳しいが、皆さんに『がんばれ』と背中を押してもらい、1位でゴールテープを切り、この山梨に帰ってきたい。僕たちは支えてくれた人々に、走りで恩返しをしたい」と、力強く決意を述べた。生徒会から全校生徒で折った千羽鶴と花束が駅伝部に送られ、田中里奈応援団員(1年)とチアリーダーのリード、ブラスバンドの演奏で、全校生徒が突撃のテーマと校歌斉唱で激励した。選手は19日に出発し、21日の開会式に臨み、22日に京都市西京極総合運動公園陸上競技場をスタート、フィニッシュとする京都市西京極陸上競技場付設フルマラソンコースを山梨県と母校の名誉をかけて7人で襷を繋ぐ。


古屋忠彦校長は「冬の風物詩の全国駅伝に、男女そろって出場します。この大会は、ふるさとの代表として出場できるアドバンテージがある。これを励みに、等身大で自分たちが設定した目標を、冷静に落ち着いて、悔いの残らないように完全燃焼して達成してほしい。その結果、メダルや賞状がもらえなくても、自分たちにとっての金メダルになる。今や駅伝チームの力は、その結果が評価できる所まで、選手諸君の努力や監督の熱い指導や関係者の努力で成長してきている。好成績をあげるためには、程よい運を呼び込むことも必要。応援に回る生徒諸君も、選手と同じ気持ちで、この大会に参加してもらいたい」と激励。
清水隆明毎日新聞社甲府支局長は「選手の力走ぶりを紙面で大きく紹介したい。予選会では男女ともに西湖湖畔の難コースで好タイムを出したことは素晴らしいことだと思います。私の好きな『謙虚に でも 自信を持って』という言葉があります。今いる自分は、決して一人の力で生きているのではない。監督さんや他の人の支えがあって、今の自分がある。まず、感謝の気持ちを持ってほしい。でも、皆さんは厳しい練習に耐えて自分の目標に突き進んでいる。是非、本番では、それを自信にかえて、日頃培った力を出し切ることを、最優先にしてもらいたい。結果は後からついてくるものです。体調管理に注意して本番に臨んでほしい」と激励。
箱崎孝久監督は「昨年は県最高順位の8位入賞することができました。今年は上位入賞を目標に定め、全員が自己記録更新をテーマに練習を積み重ね強化に取り組んできました。その結果、インターハイでは5000メートルで2人が入賞。3000メートル障害で1人が準優勝するなど、部員は強い意思と意欲を持って結束しています。今年は昨年を上回る順位、さらには優勝に絡む戦いを挑みたいと思います。元気で爽やかに高みを目指し、チャレンジ精神で都大路を走り抜けます。皆さんの応援をお願いいたします」と挨拶。


◇エントリー選手◇
 
●主将・西山 令(にしやま りょう 3年・愛知県 葵中)
《 5,000m 14′18″50 》
[3年   関東7区4位14′57″、山梨4区1位24′59″]
[2年 都大路7区1位14′29″、関東7区2位14′51″、山梨7区1位15′19″区間新]
[1年 都大路2区16位08′28″、関東3区18位25′24″、山梨2区1位08′45″区間新]
 
●副主将・河村 知樹(かわむら ともき 3年・愛知県 鬼崎中)
《 5,000m 14′16″37 》 
[3年   関東3区2位24′13″、山梨6区1位14′39″区間新]
[2年 都大路3区21位24′50″、関東4区1位24′05″、山梨6区1位14′51″区間新]
[1年 都大路3区39位25′54″、関東1区25位31′21″、山梨3区3位25′53″]
 
●市谷龍太郎(いちたに りゅうたろう 3年・石川県 津幡南中)
《 5,000m 13′56″31 》
[3年   関東4区2位24′03″、山梨1区1位29′34″区間新]
[2年 都大路4区3位23′30″、関東3区3位24′18″、山梨4区1位24′16″]
[1年 都大路4区26位24′34″、関東4区8位25′17″、山梨6区1位15′22″区間新]
 
●上田健太(うえだ けんた 3年・山梨県 甲府北中)
《 5,000m 13′58″85 》
[3年   関東1区5位29′27″、山梨7区1位14′42″区間新]
[2年 都大路1区19位30′21″、関東1区5位29′54″、山梨3区1位24′37″区間新]
[1年 都大路7区10位14′48″、山梨7区1位15′40″]
 
●矢ノ倉 弘(やのくら ひろし 3年・山梨県 大月東中)
《 5,000m 14′14″47 》
[3年   関東6区1位14′40″、山梨3区1位24′41″]
[2年 都大路6区6位15′02″、関東6区3位14′53″、山梨1区1位31′27″]
[1年 都大路6区10位15′01″、山梨4区3位25′54″]
 
●山口 純平(やまぐち じゅんぺい 2年・東京都 西戸山中)
《 5,000m 14′47″34 》
 
●熊谷 尭之(くまがい たかゆき 1年・東京都 志村第四中)
《 5,000m 14′47″64》
[1年 山梨5区1位09′01″]
 
●小林 雄斗(こばやし ゆうと 1年・山梨県 浅川中)
《 5,000m 14′40″55 》
[1年 関東2区2位08′30″、山梨2区1位08′49″]
 
●関川 大悟(せきかわ だいご 1年・長野県 伊那東郡中)
《5,000m 14′56″76》
[1年 関東5区21位09′08″]
 
●花田 幹太(はなだ かんた 1年・山梨県 石和中)
《5,000m 15′07″50》
 

◇都大路では、上記エントリー選手の中から7名が選ばれ、第1区岐路10キロ[西京極陸上競技場⇒烏丸鞍馬口]、第2区3キロ[烏丸鞍馬口⇒丸太町河原町]、第3区8.1075キロ[丸太町河原町⇒国際会館前]、第4区8.0875キロ[国際会館前⇒丸太町寺町]、第5区3キロ[丸太町寺町⇒烏丸紫明]、第6区5キロ[烏丸紫明⇒西大路下立売]、第7区5キロ[西大路下立売⇒西京極陸上競技場]にエントリーされる。山梨学院では、生徒会応援委員、チアリーダー、ブラスバンド、保護者会、教職員、卒業生など、約300人が西京極総合運動公園陸上競技場、沿道などで応援する。

文(H.K)、カメラ(平川大雪)
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