山梨学院幼稚園は12月13日、山梨学院メモリアルホールにおいて平成25年度「たのしい音楽会」を実施した。この会は、園児たちが様々な表現活動を通して創造性を豊かにし、仲間と力を合わせて発表することで達成感や充実感を味わうこと目的に毎年、この時期に行っている。ホール入口などには園児たちの自由な発想で創作したクリスマスツリーやランプシェード、木の実などを使った造形作品が展示され、来場者の目を楽しませていた。ステージ発表では、今年度から開設されたもも組(2歳児)をはじめ、赤組(年少)・黄組(年中)が楽器を使った合奏や合唱を披露し、青組(年長)はミニステージ(合唱)とオペレッタ(音楽劇)を上演。今年のオペレッタの演目は「くるみ割り人形」。青組の園児たちは、山梨学院幼稚園の特色ある教育のひとつである“音感教室”で学んだ成果を活かしながら、“勇気”や仲間との協力、感謝することの大切さなどを体全体を使って表現した。観覧した保護者は成長した我が子の姿に目を細め、盛大な拍手を送っていた。会の最後には園児たちが楽しみにしていたサンタクロースが登場し、今年1年元気に様々な活動で頑張った園児たちに、ちょっと早いクリスマスプレゼントが贈られた。
「たのしい音楽会」は、園児たちが様々な表現活動を通して創造性を豊かにし、仲間と力を合わせて発表することで、達成感や充実感を味わうこと目的に開催される山梨学院幼稚園の伝統行事のひとつ。園児たちが1年をかけて学んできた学習の成果を発表する場にもなっている。会場となったメモリアルホールの入口ロビーなどには、園児たちが自由な発想で創作したクリスマスツリーやランプシェード、どんぐりや松ぼっくりなどの木の実を使った造形作品が展示され、来場した保護者は、わが子の作品を写真に収めるなどしていた。ステージ発表のトップバッターは、今年度から開設されたもも組(2歳児クラス)。もも組の園児たちは青組のお兄さん・お姉さんたちと「おもちゃのチャチャチャ」を歌い、元気いっぱいに鈴の音をホール全体に響かせていた。また、年少の赤組の園児たちは、カスタネットを使った合奏「ミッキーマウスマーチ」と合唱「サンタクロースはどこだ」を発表。一方、年中の黄組の園児たちは、鍵盤ハーモニカを使って「きらきらぼし」と手作り楽器を使って「おもちゃの兵隊」を披露。合唱では「ドレミのうた」を表情豊かに歌い上げた。「たのしい音楽会」には最後の出演となる年長の青組の園児たちは、赤組と黄組の発表の合間などにミニステージを設け、パフォーマンスを加えた合唱を披露。さらに青組園児全員によるオペレッタ「くるみ割り人形」(作詞:中山知子・増本伎共子、作曲:チャイコフスキー)を上演した。山梨学院幼稚園では、特色ある教育活動のひとつとして年間を通じ週1回“音感教室”を年長児を対象に実施している。教室では、山梨学院短大保育科の白川和治教授指導のもと、音楽の楽しさや技術、歌詞に出てくる言葉の意味、日本語の美しさなどを学んでいる。青組の園児たちは、7月頃から絵本などでイメージを広げ、様々な園での活動を通じ、オペレッタの上演に向け準備を行ってきた。10月以降は、白川教授から劇中で使用する歌の指導をしてもらい、11月中旬からは園内のスカイホールで練習を重ね、本番2週間前からはメモリアルホールを会場に練習に励んできた園児たち。99人の青組園児全員が気持ちをひとつにて「くるみ割り人形」の持つ“勇気”や仲間との協力、感謝することの大切さなどの世界観を表情や歌声、演技で表現し、小さな体で大きなステージを完成させた。観覧した保護者からは、3年間の幼稚園生活で成長した子どもたちに惜しみない拍手が送られた。音楽会の最後には、子どもたちが楽しみにしていたサンタクロースが登場。サンタの登場に園児たちは歌と手拍子で出迎え、ステージいっぱいのプレゼントが披露されると園児たちは身を乗り出して大興奮。満面の笑みでお友達と喜ぶ姿が見受けられた。子どもたちはプレゼントが入った紙袋を各クラス担任から手渡されると大事そうに抱え、ちょっぴり早いクリスマスをお友達と一緒に楽しんでいた。
文・カメラ(Y.Y)
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