山梨学院高校生徒会主催の男子第64回・女子第25回全国高校駅伝報告会が12月24日、同校の体育館で行われた。山梨県記となる目標の入賞を達成した女子駅伝部(5年連続13回目出場)は、吹奏楽部の演奏と中高生・PTAなど約1,500名の手拍子に合わせ、男子駅伝部のあとに主将を先頭にエントリー選手7名が入場し壇上に整列。女子駅伝部が6位入賞の賞状とトロフィーを古屋忠彦校長に手渡した。古屋校長は「男子山梨県初優勝、女子山梨県最高順位6位入賞は、山梨学院のスポーツの歴史に、新しい金字塔を打ちたてた選手諸君に心から祝意と感謝をします。また、県代表となるハイスクールスポーツとして県民に感動を与えてくれ誇りに思う」と功績を讃えた。女子駅伝部の高橋 真以主将が「競技場に三浦が入ってきたとき、豊川に優勝のゴールテープを切られた。次の日の朝、もう一度京都の町を走り、男子のようにたくましい走りを身につけ、全員で500メートル前の背中を追って、来年は1番でゴールテープを切ることを誓った。温かい応援ありがとうございました」と挨拶。師走の都大路を健脚で競い感動を与えた選手たちが校歌斉唱で讃えられ退場した。
◇来賓の山梨県高等学校体育連盟・松本純也会長が「男子優勝、女子入賞6位の活躍は、県民に感動や勇気が伝わった。私たちは、人間の結びつき、絆という言葉を『襷を繋ぐ』と表現することが多々ある。まさに各々選手がそれぞれの力をチームとして発揮して、さらに、チーム以外の選手や応援団などの目に見えない力を結集し、6位入賞という結果になった。敬意を表します」と挨拶。
◇続いて、毎日新聞社甲府支局・清水隆明支局長が「山梨学院が全体で勝ち取った6位入賞おめでとう。実際に応援に参加して競技以外にも、吹奏楽やチアリーダーなどが間断なく大会を盛り上げる立派な姿、そして野球部3年生が『自分たちの応援のお返し』にと友情応援に駆けつける恩返し、他校との応援エールをかわす清々しい光景、こうしたことを経験できることにも意義がある。今後の人生に生かしてもらいたい」と挨拶。
生徒代表・鈴木理奈生徒会長が「男女ともに順位が何度も変わる接戦の中で、少しでもよい順位にしようという走りにとても感動し誇りに思いました。私たちは選手とともに成長できたと思います。これらも成長できる日々を共に送りましょう」と挨拶。
◇女子駅伝部の高橋真以主将が「『もうこれ以上走れない』、何度も足を止めようと思った坂道。この夏を過ぎたら必ず良いことが待っていると思って走った夏。監督が言っていたとおりの記録が出始め自信を深めた秋。そして今朝も極寒の中での冬の朝練習、こんな思い出をつくりながら、私たち30名は大会に臨みました。つらいとき心を支えてくれた両親、『やめたい』というときに優しく諭してくれた先生、そして何時も身近にいて励ましてくれた仲間、多くの人に支えられて、目標の入賞を達成できました。陸上競技場に三浦が入ってきたとき、豊川に優勝のゴールテープを切られた。次の日の朝、もう一度京都の町を走り『男子のようにたくましい走りを身につけ、全員で500メートル前の背中 を追って、来年は山梨の代表として、母校の名誉をかけ、1番でゴールテープを切る』ことを誓った。温かい応援ありがとうございました」と挨拶。
◇萩倉史郎監督は「皆様の温かいご声援に後押ししていただき、お陰さまで目標の8位入賞を上回る6位入賞をすることができました。また中継所、沿道にと3年生を中心にチーム一丸となって戦う姿に、選手たちの成長を感じました。翌朝、頂点を目指し選手が始動する姿を見て『来年は頂点に立つ』ことを目標に、選手ともども精進していきたいと決意しました。今後ともご支援ご協力をお願いします」とお礼の言葉を述べた。師走の都大路を健脚で争い感動を与えた選手たちが校歌斉唱で讃えられ退場した。
文(H・K)、カメラ(Y・Y)(平川大雪)(藤原稔)
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