山梨学院パブリシティセンター
平成25年度英語暗唱弁論大会
〜スピーチコンテストで英語の表現力を競う〜
〜山梨学院高校英語科伝統の弁論大会開催〜

山梨学院高校で「平成25年度英語暗唱弁論大会」(レシテーション・スピーチコンテスト)が1月15日に行なわれた。このコンテストは、国際化に対応する人材の育成と、英会話力の向上に力を注ぐ山梨学院高校英語科の伝統的行事。会場のルネサンスホールには、受験シーズン中の3年生を除く1・2年生69人全員が出席、12月に行われた予選を突破した20人が発表を行った。最初に1年生の代表10人が登壇し、与えられたテーマの暗唱発表に挑んだ。次いで、2年生の10人が登壇、海外語学研修での自身の体験について英語弁論発表を行った。緊張から途中で言葉に詰まってしまう生徒もいたが、外国人と同じように身振り手振りを交えて表現する生徒もいた。それぞれが今の自分が出来る、 精一杯の表現力で英語発表に取り組んだ。また、この日は、フランスとオーストラリアからの留学生4人が、日本語のスピーチに挑戦した。


最初に1年生によるレシテーション(暗唱)コンテストが行われた。映画化された小説[Dragonheart]からの一文を題材に、予選を突破した10人がそれぞれ暗唱発表を行った。休憩をはさんで行われた2年生のスピーチ(弁論)コンテストは、昨年10月に行われたアメリカ・アイオワ州とロスでの海外語学研修での自身の体験談か、部活で参加できなかった強化選手は自分の将来の夢が題材。一人5分までの持ち時間でそれぞれスピーチを行った。3人の教師が審査を行い、最優秀1人、2位2人、3位3人が表彰された。暗唱最優秀になった渡辺真帆さんは「中学の時に英語暗唱大会(県大会3位)に出たことがあり、その経験を生かしました。高校でレベルアップしたいと思っているので、今回1位になれてよかったです。将来は日本の歴史や日本の社会を世界に広めるような仕事につきたい」と話した。
 
コンテストの最後に、オーストラリアからの短期留学生3人と、フランスからの長期留学生1人が、日本語のスピーチに挑戦した。4人の内、ロータリークラブの招きでフランスから去年8月にやってきて、7月までの1年間留学するフランス人のEdovard・Richaud(エドワード・リショー)さん17歳は、日本人の高校生と同じ学生服を着て登校しており「日本人はとても思いやりのある人たち」とスピーチした。エドワード・リショーさんは「日本語は文法が違いとても難しいが、毎日努力して学び、将来は大使館で働く人間になりたい」と上手な日本語で将来の夢を語った。

審査を担当したイギリス人教師のスティーブン・ジョーンズ教諭は「前置詞などの短い単語に注意するように、それから、STUDIOをスタジオと発音するような変な和製英語に注意するように」とアドバイスした。英語科勝村寿子科長は「若いうちにいいスピーチを一杯聞いて下さい、たくさん聞くことで、それが将来生きて来ます。発達が早い人、ゆっくりな人、スピードはそれぞれ違いますが、努力を続けることで上手に喋れるようになります。大学生になったり、社会に出た時に、スピーチをする機会が英語でも日本語でも出てきます、研鑽を重ねてください」とコンテストを締めくくった。

文・カメラ(M.T)
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