山梨学院パブリシティセンター
大学生被災地訪問バス企画
〜山梨学院大生ら40人が2泊4日で東北へ〜
〜出発に向けキャンパスなどで寄付金集め〜

全国の大学生約2000人が東日本大震災の被災地3県を復興支援のために訪れる「きっかけバス47プロジェクト」に参加する山梨学院大学や山梨大、山梨県立大などの学生たちが、25日の出発に向け、山学大など各大学キャンパスや企業などを回り、寄付金集めを進めている。公益社団法人助け合いジャパン(東京)が「大震災を風化させたくない」と企画したプロジェクトで、47都道府県ごとに40人前後の大学生を募り、被災地を順次訪問して復興と防災を学び、地元に戻って情報を発信してもらおうという支援合宿バスツアー。活動資金は寄付金を募り全額自分たちで集める決まりで、山梨からは40人の学生が参加する見込み。学生たちは「被災地の現状から様々な事を学びたい」と出 発準備に取り組んでいる。
プロジェクトは、昨年9月に実施された各都道府県1人の47人による研修合宿に参加した学生が代表者になり、2月から3・11までに47都道府県ごとに順次2000人(47×40数人=約2000人)を被災地に送り込み、仮設住宅訪問などを通じて、現地の現状を知り、復興と防災を学び、大震災を風化させないキャンペーンを学生たちに取り組んでもらおうという企画。山梨県は山梨学院大学健康栄養学部1年の山内美紗さんがリーダーになり、25日から28日の日程で、宮城県気仙沼市と福島県相馬市を訪問する予定。ツアーに参加する各大学の参加予定者がそれぞれ分担して寄付金集めを行っており、10日に山学大キャンパスで寄付金と署名集めを行なっていた3人の学生に思いを尋 ねた。伊藤涼子さん(山学大法学科3年)は「リーダーの山内美紗さんが大学で発表している時に話を聞き、まったく知らない状況だった福島を自分の目で見て行動したい、防災教育を学んでいる最中でもあるので、いい機会だと思い参加しました」と話している。外山由実さん(山学大法学科1年)は「私はボランティアをしたいと思い応募しました。最近はニュースでもあまり取り上げられなくなりましたが、現地に行けば何かが分かると思うので学んで来たい」としている。中国人留学生の馬 華(ま か)さん(山梨大工学部2年)は「高校生の時に日本に来て、大震災の時は京都にいました。関西でもとても揺れました。あの時の思いを忘れてはいけないと思いますし、今も大変な人たちのお話を聞き、自分を成長させたい」と流暢な日本語で語った。
 
学生たちは25日に山梨からバスで被災地に出発する。活動の一つとして、がれき撤去のボランティア活動を行うほか、福島県の除染プラザで放射能について学び、3日目には福島の学生と今後のエネルギー問題について意見交換することを計画している。
 
文・カメラ(M.T)2014.2.10

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