山梨学院パブリシティセンター
選抜旗授与式
〜開会式でチームの入場行進を先導する旗届く〜
〜大雪を乗り越え出来る限りの準備をして臨む〜

来月21日に開幕する「第86回選抜高等学校野球大会」に出場する山梨学院高校野球部に、主催者の毎日新聞社から、開会式で各チームの主将が先頭で掲げる「選抜旗」が学校に届けられ、2月25日に授与式が行われた。この式の中で、山梨県高校野球連盟の佐久間豊人会長は先日の大雪に触れ「ビニールハウスを中心にした果樹経営の被害は甚大です。アンケートに50%以上の農家がハウスの復興を断念すると答えるほどの心の痛みを受けました。山梨県の人々が前向きに生きる心に火をつけるものは何かないか、私はセンバツ高校野球に期待をします。7年ぶりの本県からの出場です。県民の多くの人が選手諸君の一投一打に歓声を上げると思います。君たちの一つ一つの真剣なプレーが県民に新し い生活へ踏み出す勇気を与えてくれると思います。高校野球にはその力があるのです。甲子園球場から山梨の地に春を届けてほしい」と選手を励ました。


選抜旗授与式は、25日午前11時から高校体育館で行われ、受験シーズン中の3年生を除く1・2年生全員が出席した。式の冒頭で毎日新聞社代表の清水隆明甲府支局長から古屋忠彦校長に選抜旗が贈られ、続いて古屋校長から野球部代表の菊地海斗主将に真新しい紺色に輝く旗が手渡された(選抜旗は学校ごとにデザインが異なる)。山梨県高校野球連盟の佐久間豊人会長が、本文で紹介した素晴らしい励ましの言葉を述べ、毎日新聞甲府支局清水隆明支局長が「山梨学院高校の皆さん、走・攻・守と、それぞれが得意とするプレーに磨きをかけ、破壊力のある打線と堅い守りという山梨学院高校の持ち味を甲子園で発揮してください。プレッシャーをはねのけて新たな感動を与えてくれることを期待します」いう朝比奈豊社長の激励文を代読し選手を励ました。古屋忠彦校長は「野球には日本のスポーツ文化の底流をなす独特の文化があります。その根っこの所にあるのが高校野球です。私たちの学校が着実な成果をあげ、ふるさとの代表として県民の皆さんの期待を背負えるように成長してきたことを頼もしく誇らしく思います。選手諸君が本校野球部の新しい歴史の1ページを切り開くことを期待します」と述べた。最後に菊地海斗主将が「選抜旗を手にし、いよいよ甲子園が近づいているんだなと、身が引き締まる思いでいます。先日の大雪の影響で存分な練習は出来ていませんが、出来る限りの準備をして甲子園に臨みたいと思います」とお礼の挨拶を行い、校歌を斉唱して式を閉じた。式典を終えた選手たちは、体育館横の広場で3列になって、マスコミ各社のカメラの列に向かい、全員で気合を入れた。左腕エースの山口大輔投手(2年)は「甲子園では焦らずに、コントロールを意識し、自分らしく堂々とピッチングしたい」と語った。誰もが雪をも県民の心をも融かす熱き心で甲子園に向かう。
 
文(M.I)カメラ(平川大雪)2014.2.25
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