第86回選抜高等学校野球大会に出場する山梨学院高校野球部が3月3日、山梨県庁・甲府市役所・マスコミ各社を表敬訪問しセンバツ甲子園での健闘を誓った。山梨県庁には、望月教邦副校長・野球部田中信幸部長・吉田洸二監督・菊池海斗主将の4人が、山梨県高野連の佐久間豊人会長らとともに訪問、平出亘副知事に出場を報告した。菊池主将は「大雪の影響で十分な練習は出来ていませんが、雪で被害を受けた方々や山梨県民を勇気づけるよう頑張って来ます」と活躍を誓った。副知事の激励を受けた一行は、県庁内を巡回し棚本邦由県議会議長と瀧田武彦教育長にも出場報告を行った。また、甲府市の宮島雅展市長を表敬訪問した他、マスコミ各社を巡回し夢舞台で熱く戦うことを誓った。
副知事室訪問では、最初に県高野連佐久間豊人会長が出場に至る経過報告を行い、「9月の県大会で、準決勝で日川高を9対2、決勝で東海大甲府高を8対2で下し、山梨第1代表として10月の関東大会に出場、初戦で神奈川代表の日大高を5対2、2回戦で群馬代表の健大高崎高を4対3逆転勝ち、準決勝で優勝した栃木代表白鴎大足利高に1対3の惜敗、ベスト4となりセンバツ出場を果たしました。山梨県勢としては、21世紀枠で出場した都留高以来7年ぶりです」と紹介。望月教邦副校長は「本校としては20年ぶり2度目でございます、感慨深いものがあります」と報告。菊池海斗主将は「大雪の影響で十分な練習は出来ていませんが、雪で被害を受けた方々や山梨県民を勇気づけるよう頑張って来ます」と述べた。吉田洸二監督は「グラウンドが使えるようになったのは3日前ですが、本校には室内練習場があり、ボールを打つ練習は出来ています。実戦からは半年ぐらい離れていますが、しっかり戦い抜きたいと思います」と挨拶した。平出亘副知事は「去年の暮れに駅伝部が全国制覇したのに続き、野球部も全国優勝してください。大雪の被害を受けた県民に勇気と感動を与えてください」と激励した。平出副知事の質問に対し、菊池主将は「スター選手や強い選手はいませんが、走攻守にバランスの取れたチームだと思います」とチームの特徴を述べ、マスコミ各社の質問に対し「県民に勇気を与えるようなプレーをして、夏につなげたい」と答えた。
山梨学院高野球部は、10日から九州遠征をして実戦練習と練習試合を行い、14日の抽選会に臨む。翌15日に学校で壮行会を行い、16日に甲子園に向けて出発する。
文(M.T) カメラ(平川大雪)
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