山梨学院パブリシティセンター
現地入りした選手を激励
〜大阪県人会の人たちが山学ナインを励ます〜
〜徳島遠征で実戦不足補った選手は健闘誓う〜

“センバツ甲子園”「第86回選抜高等学校野球大会」がいよいよ迫ってきた。山梨学院高校は21日の開会式当日第2試合に早くも登場し、近畿代表の福知山成美高(京都)と初日対決する。春夏通算7度目の出場だが、今回は異例尽くめ、観測史上最高の大雪の影響で2月中はグラウンドが雪に埋まり、室内練習場でトレーニングするしかない1ヵ月間を過ごした。3月10日から4日間行った九州遠征に続き、18日には、甲子園入りしたチームとしては異例ともいえる徳島遠征を行い、対戦相手校の左腕投手を想定した鳴門渦潮高の左腕投手と練習試合を実施、実戦不足を解消させるための努力を重ね、急ピッチで仕上げている。そんな選手たちを励まそうと19日夜には大阪山梨県人会と山梨県大阪事務所の人たちが選手の宿舎を訪れ、山学ナインを励ま す激励会が行われた。
現地大阪での激励会は、19日夜7時から選手が宿泊している大阪市内のホテルで行われ、望月教邦副校長、田中信幸部長、吉田洸二監督、菊地徹コーチ、菊地海斗主将以下選手34名、マネージャ2名の全部員が出席した。大阪山梨県人会の望月靖允会長は「明治23年の観測開始以来最高の大雪に見舞われ、多大な被害が出たと聞いております。被災された皆さんが元気になれるような、溌剌としたプレーを甲子園球場で見せて頂き、勇気と感動を県民の皆さんに与えて頂きたい」と励ました。山梨県大阪事務所の渡辺久夫所長は「やっと7年ぶりに、皆さんが甲子園出場を果たしてくれました。小さい時から夢見ていた憧れの舞台だと思います。県大会や関東大会で見せてくれた最後まで諦めない粘り強さを発揮して、駅伝部に続き、山梨学院旋風を巻き起こしてください」と激励した。大阪山梨県人会と山梨県大阪事務所から激励金が贈呈され、山日YBS大阪支社広瀬哲也支社長とテレビ山梨大阪支社加賀美浩支社長から激励品が贈られた。吉田洸二監督は「私たちが出ることによって、山梨県内の小学校・中学校の子どもたちに少しでも勇気を与え、目標になれたらなと思っています。人に感動を与えるようなことはなかなか出来ないと思いますが、粘り強く戦うことがチームの持ち味だと思っていますので、試合が終わるまで全力で戦いたい」と挨拶した。菊地海斗主将は「自分たちは明後日開幕日の第2試合に登場します。応援してくださる方々の存在に感謝し、ベストを尽くせられればと思っております。1試合でも多く経験できるよう、野球部一同全力を挙げて臨みますので、どうか期待をして見守ってください」と選手を代表してお礼の言葉を述べた。
 
なお、20日に予定されていた開会式リハーサルは、雨が予想されるため中止されることになった。選手たちは開会式も試合も、十分な練習が出来ないままぶっつけ本番で臨むことになったが、困難を乗り越えるために培った精神力で、全力で立ち向かう。
 
文・カメラ(M.I)2014.3.19
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