
平成26年度山梨学院大学・同大学院並びに山梨学院短期大学の合同入学式が4月3日、大学キャンパス古屋記念堂で行なわれた。今年度の入学者は大学823名、大学院33名、短大及び専攻科292名の合計1147名。新入生は咲き始めた桜が雨に濡れる中、蒼穹(そうきゅう)の門を潜り、山梨学院ウインドブラスアンサンブルの演奏する歓迎の曲に迎えられ式に臨んだ。古屋忠彦大学長は新入生に向けて、「私立大学にはどこにも[建学の精神]があります。本学では[徳を樹(た)つること][実践を貴ぶこと]を大きな柱に掲げています。社会に貢献できる人間を育成することが本学の究極の願いです」と式辞を述べた。新入生を代表し短大保育科の檜山唯さんが「様々な分野に挑戦し、 社会に貢献できる人間になれるよう自分自身を高めて行きたい」と誓いの言葉を述べた。新入生は、自らの成長を胸に期し、酒折キャンパスでの学園生活をスタートさせた。
新年度入学者の内訳は、大学法学部法学科256名、法学部政治行政学科177名、現代ビジネス学部現代ビジネス学科196名、経営情報学部経営情報学科145名、健康栄養学部管理栄養学科49名、大学院社会科学研究科21名、法務研究科11名、短期大学食物栄養科110名、保育科172名、専攻科保育専攻10名の合計1147名。
新入生は、山梨学院ウインドブラスアンサンブルの演奏する歓迎の曲[王宮の花火の音楽]より序曲(ヘンデル作曲)に迎えられ、その多くが黒いスーツ姿で式典に臨んだ。会場の古屋記念堂2階席は新入生とほぼ同数の家族で満杯となった。入学許可に続き、
古屋忠彦大学長が式辞を述べた。「『春の風 山峰高く わたるかな』郷土の俳人飯田蛇笏の句です。桜の花を吹き揺らす風が大空高く通り過ぎていく、そんな情景を詠んだ句です。自然界も人間界も一斉に動き出す時を迎えています。若者の知恵と社会を結ぶ架け橋蒼穹の門を潜ると、やがて皆さんの母校となる本学キャンパスが広がっています。山梨学院は本年、学園創立六十八年目を迎えました。まもなく七十周年となりますが、これを大きな節目とし、グローバル化への対応を視野に、世界に羽ばたく人材づくり、未来志向の大学づくりに挑戦していく考えです。私立大学にはどこにも[建学の精神]があります。本学では[徳を樹つること][実践を貴ぶこと]を大きな柱に掲げています。専 門の学問と技術を身に付け、社会に貢献できる人間を育成することが本学の究極の願いです。自分の人生を意義あるものにするためには、日常生活の中で様々な力を蓄えるとともに、この根本である品性を絶えず向上させるよう心がけることが大切です。困難に立ち向かってこそ、道は拓かれます。向上心・冒険心を持って、まっしぐらに突き進んでほしいと期待しています」と式辞の言葉を結んだ。教職員紹介に続き、新入生代表の
短大保育科の檜山唯さんが「日々の努力や実習などを通して、広く知識を収め、意欲的に勉学に励みたいと思います。また、サークル活動やボランティア活動にも積極的に参加し、様々な分野に挑戦する中で、社会に貢献できる人間になるよう自分自身を高めて行きたいと考えています」と誓いの言葉を述べた。式典の後、新入生は「大学新入生ガイダンス」「短大入学の集い」「スポーツ強化指定選手認定書授与式」などにそれぞれ参加、青雲の思いを胸に酒折のキャンパスを歩み始めた。
文(M.T) カメラ(平川大雪)2014.4.3
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