山梨学院パブリシティセンター
競泳日本選手権 開幕
〜山梨学院大から男子6人・女子8人が出場〜
〜鈴木聡美(OG)100m平泳ぎ復活の2位〜

パンパシフィック選手権(8月・オーストラリア)、アジア大会(9月・韓国)代表選考会をかねた第90回日本選手権水泳競技大会競泳競技が4月10日、東京・辰己国際水泳場で開幕した。各種目の日本一を決める4日間の大会に、山梨学院大からは男子6人、女子8人の14人が出場する他、シドニー水泳場で一緒に練習しているカレッジスポーツセンター研究員の鈴木聡美・酒井志穂(ともにミキハウス山梨)の2人が出場する。学生の内、表彰台の期待がかかる男子自由形の江原騎士、女子背泳ぎの竹迫麻澄らは2日目以降に登場する。1日目のレースでは、ロンドン五輪で3メダル獲得後、昨シーズンは不調だった鈴木聡美が復活の泳ぎを見せた。100m平泳ぎで2位の表彰台に上がり、パンパシフィ ック選手権とアジア大会日本代表を内定させた。
2年後のリオデジャネイロ五輪出場を目指す全国の水の精鋭500人余りが、桜の花が満開となった水泳の聖地・東京辰巳国際水泳場に結集した。開会式で、昨秋史上最年少の46歳で会長に就任したソウル五輪金メダリスト鈴木大地日本水泳連盟会長は「リオ五輪まで2年、東京五輪まで6年になりました。“センターポールに日の丸を”のスローガンの下、各部門の連携を強化しながら、スピード感を持って目標達成に向かって邁進します」と挨拶した。
 
山梨学院大勢のうち、山梨学院高時代はまったくの無名選手だった甲府市出身の江原騎士(えはらないと 3年)は、今年の大会プログラムに写真付きで「瞬発力と持久力を兼ね備えた注目選手」として紹介された。入学後、シドニー記念水泳場で猛練習を重ね、日本の自由形を代表するトップスイマーに急成長した。今大会では2日目の200m、3日目の400m、最終日の800mに登場する。女子では背泳ぎの竹迫麻澄(たかばますみ 3年)に表彰台の期待がかかる。竹迫は愛知・中京大中京高出身、長姉の麻貴・次姉の麻弥に続き山学大に進学した3姉妹の3女、江原同様に大学に入ってから急成長した。山梨が大雪に見舞われた最中に行われた2月の短水路選手権で50m・100mともに3位の表彰台に上った。3日目の50mと最終日の100mに出場する。
 
1日目のレースでは、ロンドン五輪で3メダル獲得後、卒業直後の昨シーズンは、環境変化や練習不足などで不調に陥った社会人2年目のOG鈴木聡美(ミキハウス山梨)が、復活を告げる泳ぎを見せた。100m平泳ぎで高校新(1,06,53)を出した渡辺香生子(JSS立石)に1位を譲り5連覇こそならなかったが、1分07秒08の好タイムで2位の表彰台に上がり、8月のパンパシフィックと9月のアジア大会出場を内定させた。この他は、男子1500m木村雅人(3年 宮城・東北)18位、男子400m個人メドレー青木健紘(4年 高松工芸))21位、男子100m原田侑弥(4年 別府羽室台)25位となった。大会2日目の11日は、男女50m平泳ぎ、男女200m自由形、男女100m背泳ぎ 、女子800m自由形などが行われる。
 
文(M.T) カメラ(平川大雪)2014.4.1
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