山梨学院パブリシティセンター
現役続行を宣言!
〜ソチ五輪出場の及川佑選手が母校を表敬訪問〜
〜努力を更に積み重ね4大会連続五輪を目指す〜

ソチオリンピック・スピードスケート男子500mに出場したスケート部OBの及川佑選手(大和ハウス)が4月11日、母校を表敬訪問し現役続行を表明した。及川選手は前々回のトリノ五輪、前回のバンクーバー五輪に続き、今回のソチ五輪に出場、オリンピックに3大会連続出場した。「納得の行く滑りが出来ずやり残した感があります。一年一年を大切に過ごしながら、その結果として次の五輪に出場できたら嬉しい」と話し、所属企業の理解が得られたことから、18年の平昌(ピョンチャン・韓国)五輪出場を目指してトレーニングを再開させることを明らかにした。及川選手は北海道池田町出身で池田高から山学大に進学、びっくりドンキー所属を経て現在は大和ハウス工業所属。スピー ドスケートのレジェンドを目指す。
及川佑(おいかわ ゆうや)選手は、昭和56年1月16日生まれ、現在33歳、500m前日本記録保持者(34秒27)、どんなスポーツにも秀でた能力を示す抜群の運動神経の持ち主。トリノには清水宏保・加藤条治とともに出場し日本人最高の4位、バンクーバーには池田高校の後輩でもある長島圭一郎・加藤条治と出場し13位、今回のソチは長島・加藤と出場し15位だった。11日は学長室に古屋忠彦学長を訪ね、「今回は、慌ただしく現地に出発する日程になり失礼しました。納得の行く滑りが出来ずやり残した感があります。所属企業の理解が得られましたので、一年一年を大切に過ごしながら、その結果として五輪に出場できたら嬉しいです」と現役続行を表明した。古屋学長は「 山梨学院大学は体育学部がないのに、バルセロナ五輪から夏冬すべてのオリンピックに選手役員を送り込んでいる。今回及川君が一人でつないでくれて伝統を守ってくれた。人柄がすばらしいから大和ハウスさんがサポートしてくれるのだと思う。周りに感謝しこれからも頑張りなさい」と励ました。学長室のあとカレッジスポーツセンターを訪問した。下田正二郎センター長は「3回出たということは12年間日本のトップにいるということ、それだけですごいことだが4回出たら神様と言われる。1年1年頑張って、4回目を目指してもらいたい」と激励した。川上隆史スケート部監督は「及川は、素晴らしい人間力を持っている。トリノからもう8年も日本スケート連盟の選手会長を務めているのは、スケート界の誰からも信頼されているから。山梨学院の後輩の郷亜里砂、土屋慎吾、土田愛と現役選手たちを“チーム及川”の一員として、ずっと面倒見てくれている。世界レベルの選手で、そんなことをしている選手はほかにいない。普通の選手より人間としての幅が一回り大きい」と語る。本人は「スキーのジャンプで銀メダルを取った41歳の葛西紀明選手(土屋ホーム)が、現役続行を表明したことには少なからず刺激を受けました、ベテランと言われても、もっと上手くなりたい、強くなりたい気持ちは変わりません、まだやれるところを示したい」 と語った。4度目の五輪出場を果たす時は37歳になる、その時に神様・伝説の人となる。
 
文(M.T)カメラ(藤原稔)2014.4.11
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