高校スポーツ最大の祭典"高校総体"に出場する選手の壮行会が5月2日、山梨学院高校で行われた。第66回山梨県高校総合体育大会春季大会は、7日から9日までの3日間、甲府・小瀬スポーツ公園をメーン会場に、男子44校、女子41校のおよそ7000人の高校生アスリートが33競技で力と技を競う。山梨学院高は男女合わせて21チームが16競技に出場する。壮行会には大会に出場する全選手がそれぞれのユニホーム姿で登場した。女子テニス部の樋口みなみ主将が「緑豊かなこの山梨の地で育んできた力を発揮し、正々堂々と戦うことを誓います」と選手宣誓を行った。昨年の山梨学院高は、山梨県高校総体史上初の男女アベック優勝という歴史的快挙を成しとげた。今年は、女子が陸上・ソフトボール・テニス・水泳 ・ゴルフなどで優勝を狙い総合5連覇を目指す。男子はサッカー・ホッケー・水泳・テニス・空手などで優勝を狙い総合2連覇に挑む。
壮行会は初夏のような好天に恵まれた高校前庭で行われた。古屋忠彦校長は挨拶の中で「昨年男子女子が揃って優勝し山梨の高校スポーツの歴史に金字塔を打ち立てました。後輩が同じパフォーマンスが出来る保証はないが、昨年を凌ぐ成績を残す気持ちで戦ってもらいたい。ただ強いだけではなく、県民みんなから好かれる、頼られる、誇りに思ってもらえるような学校になってもらいたい」と選手と応援する生徒を励ました。生徒を代表し鈴木理奈生徒会長が「選手の皆さんは、数多くの厳しい練習を積み重ねて来たと思います。皆さんの力になれるよう私たち生徒も一生懸命応援します。選手の皆さんは自分の力を信じて、最後まで精一杯戦って来てください」と激励した。女子テニス部樋口みなみ主将が選手宣誓を行い「緑豊かなこの山梨の地で育んできた力を発揮し、指導して頂いた方への感謝の気持を忘れることなく、正々堂々と戦うことを誓います」と大会での健闘を誓った。吹奏楽部の演奏と応援団・チアリーダー部のリードで校歌を斉唱し「フレー・フレー・ヤマガク」コールで選手を大会に送り出した。
高校総体は7日から9日までの3日間、甲府・小瀬スポーツ公園をメーン会場に繰り広げられるが、競技数や出場校の多い陸上・サッカーなどの競技は3日から先行開催される。今年の山梨学院高は、2年連続男女アベック優勝を最大の目標にして総体に挑む。女子ソフトボールは8年連続19回目の優勝に挑戦。陸上競技は男女ともに3年連続種目優勝に挑戦。水泳の目標は男女ともに総合優勝。空手道は男子総合優勝、女子総合準優勝が目標。祭典の開幕を告げる開会式は、7日午前9時から、小瀬スポーツ公園山梨中銀スタジアムで行われる。山梨学院の若葉は、新緑の下、力と技とフェアプレーで、力の限り躍動する。
文(M.T) カメラ(平川大雪)2014.5.2
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