山梨学院パブリシティセンター
春季関東高校野球山梨大会 ベスト8戦
〜都留高校を6−0で下し準決勝進出を決める〜
〜金城2打席連続本塁打、上原2試合連続完封〜

第66回春季関東地区高校野球山梨県大会は5月3日、甲府・山日YBS球場で準々決勝4試合が行われ、山梨学院高は、第1試合で都留高と対戦した。試合前半は、都留高の右腕井上賢人投手を打ちあぐねたが、5回裏に飛び出した1番金城の公式戦初本塁打と7回の2打席連続本塁打、8回裏二死満塁からの2番渡邉の適時2塁打などで、後半は井上投手を捉え6点を奪った。マウンドには3回戦に続き右腕エースの上原が登板、この日も要所を締めるピッチングで、6回コールドだった山梨高戦に続き、2試合連続完封した。関東大会出場校が決まる準決勝戦は、中一日で5日に行われる。進出したのは、山学・笛吹・甲工・市川の4校。山梨学院は午前10時からの第1試合で、シード校の日川高を逆転 劇で下し進出した笛吹高と対戦する。


春季高校野球県大会準々決勝≪山学高vs都留高≫(5/3)小瀬・山日YBS球場

 
1
2
3
4
5
6
7
8
9
合計
都留高
0
0
0
0
0
0

0

0
0
0
山学高
0
0
0
0
1
1
1
3
×

6

山学バッテリー 上原―笠原、  
本塁打 金城2、2塁打 井上(都留)富山・山口・稲葉・渡邉、
安打数 山学8、都留4、失策 山学0 都留1、

山梨学院のマウンドには、3回戦の山梨高戦に続き、この日も右腕上原進(3年)が背番号1で登板した。フォーム改造したオーバーハンドから、スライダーを中心に組み立て、ランナーを出しながらも連打は許さなかった。先頭打者に2塁打された6回表のピンチでは、いい当たりのライトライナーを放たれたが右翼渡邉拓夢(わたなべ たくむ 3年)が堅守で防ぎ、飛び出した2塁走者が戻れず併殺で切りぬけた。前半の打線は、135キロ前後の速球を中心に投げ込んでくる都留の右腕エース井上賢人(3年)のやや荒れ気味な投球を打ち損ねて凡フライを打ち上げた。5回裏一死から1番金城義(きんじょう つとむ 3年)が公式戦初本塁打をレフトスタンドに放り込み、ようやく打線に火が点いた 。6回裏に4番富山将希(とみやま しょうき 3年)の左中間二塁打などで無死満塁から1点、7回裏に金城の2打席連続本塁打、8回裏には6番山口大輔(3年)のライトフェンス直撃2塁打、7番稲葉皇介(いなば こうすけ 3年)のライト線ギリギリに入る技あり2塁打、二死満塁からの2番渡邉拓夢の右越え2点二塁打で合計6点を奪い勝利した。
 
二打席連続本塁打の金城義選手は「どちらも真ん中寄りのインコースのストレートです。自分は短く持って打つタイプで、公式戦でホームランは初めて、短く持ってもしっかりきちんと打てば入ることが分かりました」と初本塁打の感触を振り返った。上原進投手は「ずっと行きたかった甲子園にセンバツで行けて感動したが、自分たちの野球が出来なかったので悔しさがあります。山口と二人で切磋琢磨してお互いにレベルアップして夏の甲子園を目指したい。これからの試合は一つのミスで負けてしまうゲームになるので、そういうミスをしないように、夏のリベンジにつなげる試合をして行きたい」と上原の胸にはリベンジが詰まっていた。菊池海斗主将は「前半打てなかったのは反省材料です。ピッチャーの上原が辛抱強く良く投げてくれたことと、守りもミスなく出来たことでしまった試合になったと思います。次が関東大会に向けての大事な試合だということは全員が分かっていることなので、総力を挙げて臨みます」と次の大事な一戦を見据えた。吉田洸二監督は「前半は、高めのストレートを振らないということが徹底できなかった。僕のサインミスもありましたし、ボールが荒れていて、走るサインが出しづらかった面もありました。都留高は振れていましたが、上原がしっかり投げてくれた。前半に相手を助けない野球が出来るようになれば、次につながると思います」と反省と手応えを得たベスト8戦を振り返った。
 
準決勝に進出したのは、山学・笛吹・甲工・市川の4校。中一日で5日に小瀬・山日YBS球場で対戦する。山梨学院は、午前10時からの第1試合で、笛吹高と関東大会出場キップをかけて戦う。
 
文(M.T) カメラ(平川大雪)2014.5.3
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