
高校スポーツ最大の祭典“県高校総体”は、5月7日から9日までの3日間、甲府・小瀬スポーツ公園をメーン会場に開催されるが、競技数や競技人口の多い陸上競技は3日に一足早く始まった。開会式で男女揃って優勝杯を返還した前年度優勝校の山梨学院高青沼李軌部長と近藤祐未女子主将の2人が選手宣誓を行い開幕した。まず女子走り幅跳びで2年になったばかりの剱持クリアが県高校新の5m90cmの大跳躍で優勝、男子円盤投げで青沼李軌が40m62cmの大会新投てきで優勝、都大路2区を区間2位で走った小林雄斗が男子1500mで優勝、女子円盤投げで村田朋実が優勝するなど、山梨学院高のアスリートは全員が全力で戦いに挑み、好成績で発進した。
甲府・小瀬スポーツ公園は、若葉が薫る季節に変わり、3日は今年一番の最高気温28・9度を記録、競技は夏日の強い日差しの下で行われた。選手宣誓で青沼李軌(あおぬま りき)部長と近藤祐未(こんどう ゆみ)女子主将は「大雪の被害に見舞われましたが、そこから明日に向かって歩み始めています。この夏山梨で開催されるインターハイ出場を目指し、全力で戦うことを誓います」と宣誓した。まず剱持クリア(2年)がすごい跳躍をした。3回目に県高校タイ記録の5m85cmを跳び、追い風1,5mだった4回目に5m90cmの県高校新の大跳躍をした。6回とも不利な向かい風だった近藤祐未(3年)も5m65cmの好記録で3位となった。
剱持クリア(写真左)近藤祐未両選手はともに表彰台に上がり、剱持は「県高校新は嬉しいけど、インターハイに向けて6mを超えることが目標です。南関東で6m10を跳び、インターハイで6m30を跳びたい」と話し、近藤は「山学で1位・2位を取りたかったので満足していません。南関東で記録を伸ばし、山梨インターハイに出てさらに記録を伸ばしたい」と語った。男子円盤投げの青沼李軌(3年)も素晴らしい投てきをした。トップで向かえた最終の6回目に40m62cmの大会新を出し優勝に花を添えた。
青沼李軌選手は「先輩の村田雅弥さんの記録を抜けてうれしい、南関東でもいい投てきをして、3か月後にもう一度小瀬で投げたい」と照準を山梨インターハイに向けた。師走の都大路2区を区間2位で走った高校駅伝全国制覇メンバーの1人
小林雄斗(2年)が男子1500mで終始先頭を譲らずに走り切り優勝した。女子砲丸投げは
村田朋実優勝(写真左)澤登裕佳4位となり揃って南関東出場を決めた。女子1500mは優勝保阪野恋花(韮崎)で山学トリオは2位小室日香莉(2年)、3位坂口真子(3年)、4位高橋真衣(3年)となった。3日に行われた種目以外の陸上競技は、7日と8日に行われる。
文(M.T) カメラ(今村佳正)2014.5.3
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