山梨学院パブリシティセンター
春季関東高校野球山梨大会 準決勝
〜笛吹高校を8−2で下し関東大会出場を決める〜
〜3回裏に4連打で一挙に5点、山口大輔が完投〜

第66回春季関東地区高校野球山梨県大会は5月5日、甲府・山日YBS球場で準決勝2試合が行われた。山梨学院高は第1試合でベスト4に初進出した笛吹高と対戦した。山学のマウンドには左腕エース山口大輔が大会2度目の登板をした。その立ち上りは不安定だった。開始早々初球を先頭打者に左前打され、一死二塁から3番に適時左前打され笛吹高に先制された。山学打線は3回に反撃、二死から3番上原死球、4番富山中前打、5番菊池中前適時打で同点、6番山口左中間2塁打で2者生還、7番稲葉左中間越え2点本塁打で一挙に5点を奪い、8回裏に3点を追加し8−2で勝利、3年連続となる関東大会出場を決めた。決勝戦は明日6日午後1時試合開始、山梨学院と甲府工が山梨第1代表、第2 代表を争う。


春季高校野球県大会準決勝≪山学高vs笛吹高≫(5/5)小瀬・山日YBS球場

 
1
2
3
4
5
6
7
8
9
合計
笛吹高
1
0
0
0
0
0

0

1
0
2
山学高
0
0
5
0
0
0
0
3
×

8

山学バッテリー 山口―笠原・加々美  
本塁打 稲葉、2塁打 山口 稲葉、
安打数 山学13 笛吹7、失策 山学0 笛吹2、

山梨学院のマウンドには、4月13日の初戦甲府城西戦以来となる左腕の山口大輔(3年)が2度目の登板をした。1回表に笛吹高の先頭打者小林に初球をレフト前に痛打され、送りバンド後の一死二塁から、3番滝澤に適時左前打され先制された。しかし、その後の山口は、打たれながらも落ち着いた投球をした。5回に無死一・二塁のピンチを向かえたが、笠原雅矢(3年)に替わり4回から捕手に入った加々美啓太(2年)が牽制球で2塁走者を刺し、サード稲葉皇介(3年)が難しい打球を攻守で併殺に切りぬけるなど、守備陣が山口を盛り立てた。打線は3回裏に笛吹のエース堀内友斗を捉えた。二死から3番の上原進(3年)が死球で出塁、4番の富山将希(3年)が中前打で続き、5番の主将菊池 海斗(3年)が適時中前打を放ち同点、左打者の6番山口大輔が左方向に強く打ち返す打法で左中間2塁打を放ち2者が生還、直後に7番稲葉皇介(3年)の左中間2点本塁打が飛び出した。二死からの4連打、打者一巡の猛攻で一挙に5点を奪い試合をひっくり返した。山口は笛吹打線に7安打され、8回には2点目を許したが、直後の8回裏に、7番稲葉の左中間二塁打、8番加々美の右前打、1番金城の適時2点中前打、2番渡邉の適時右前打で3点を奪い8−2と突き放した。山口は9回表を三者凡退に抑え、3年連続となる関東大会出場を決めた。
 
山口大輔投手は「初回の入りがよくなかったので、もう一度ブルペンで投げ込んだ。そのあとは、良くはないが悪くもなかった」と投球を振り返った。菊池海斗主将は「二死から打線がつながって得点を重ねられたのは良かったが、もっと足をからめた野球が出来ないと全国には通用しない」と反省した。吉田洸二監督は「うちはすべてが未熟なチーム、この程度の打力では全国では打てない。力がないのだから、140キロ台の球を投げるピッチャーと対戦した時に、どうやったら点が取れるか考える野球をやらなければいけない。もっと足をからめた野球が出来ないといけない」と話し「関東大会で強いチームとやれるのは非常にいい経験」とその先の夏の全国を見据えていた。
 
第2試合は甲府工が市川を11−1(6回コールド)で下した。決勝戦は、春季大会3連覇に挑む地方私学の雄山梨学院と公立の古豪甲府工の対決となった。明日6日午後1時から、小瀬・山日YBS球場で対戦する、
 
文(M.T) カメラ(平川大雪)2014.5.5
| アルバム1 | アルバム2 | アルバム3 |

 
Copyright (C) 2014 YGUPC. All Rights Reserved.