山梨学院パブリシティセンター
春季関東高校野球大会 準々決勝
〜霞ヶ浦高を9−0の大差で下し準決勝に進出〜
〜山口大輔3安打好投、打線はスクイズ決める〜

第66回春季関東地区高校野球大会は5月19日、神奈川県内の2球場で準々決勝4試合が行われた。17日の初戦で浦和学院高(埼玉第1代表)をサヨナラ勝ちで下しベスト8に進出した3年連続出場の山梨学院高(山梨第2代表)は、横浜高(神奈川第1代表)を下して進出してきた霞ヶ浦高(茨城第2代表)と保土ヶ谷・神奈川新聞スタジアムで対戦した。山梨学院のマウンドには左腕の山口大輔が上がり、7回まで投げて3安打と好投した。打線は4回にスクイズを決めるなど小刻みに3点を奪った後、8回に打者一巡の猛攻で6点を奪い、9−0(8回コールド)の大差で勝利した。明日20日に樹徳高(群馬第2代表)と決勝進出を賭けて対戦する


春季関東高校野球準々決勝≪山学高vs霞ヶ浦高≫(5/19)保土ヶ谷・神奈川新聞スタジアム

 
1
2
3
4
5
6
7
8
9
合計
山梨学院
0
0
1
1
0
1

0

6
×
9
霞ヶ浦
0
0
0
0
0
0
0
0
×

0

山学バッテリー 山口−大城・加々美  
2塁打 瀧澤 山口 稲葉

安打数 山学9 霞ヶ浦4、失策 山学0 霞ヶ浦1、

マウンドには、左腕エースの山口大輔(3年)が上がった。2回裏に一死から3連打され一死満塁のピンチを作ったが、後続を抑えたことでリズムに乗った。この後は、ストレート・カーブ・スライダーを内外角に丁寧に投げ分けた。3回と4回に先頭打者を四球で歩かせたのはよくなかったが、低目への投球を心がけ7回まで投げて、結果的には2回のヒット3本だけに抑えた。打線は3回に3番菊池海斗(3年)の適時左前打、4回に7番加々美啓太(2年)のスクイズ、6回に加々美の左越え適時安打と小刻みに3点を奪った後、8回にこの回先頭の山口の内野安打を足がかりに、8番起用の田中滉起(3年)のスクイズ、押し出し四死球、失策、二死満塁で飛び出した4番稲葉皇介(3年)の走者一掃右 越え2塁打で一挙に6点を追加した。8回裏は左腕の大城哲平(3年)が投げ、9−0(8回コールド)で大勝した。

好投した山口大輔投手は「低目への投球を心がけて投げました。指の掛かりが良くて変化球が切れました」と好投を振り返った。菊池海斗主将は「自分たちの持ち味のバンドと足を絡めた野球が出来たことが大きな収穫です。昨秋は準決勝で負けてしまったので、次を勝って決勝を経験したい」と述べた。吉田洸二監督は「足を絡めた相手を揺さぶる野球をしたいと思い、実戦から離れていた小回りの利く田中がどういう動きをするか試してみました。監督にとっていい作戦であっても生徒にとってはプレッシャーのかかる作戦は、僕はいい作戦とは思わなくて、僕と選手の波長がかみ合ったゲーム、スクイズが、ようやく、少し出来たかな」と語った。

準決勝は明日20日、進出したのは山梨学院、樹徳、佐野日大、向上の4校。山梨学院は、保土ヶ谷・神奈川新聞スタジアム12時30分試合開始で、関東一高(東京第2代表)に8−6と打ち勝って進出した樹徳高(群馬第2代表)と対戦する。

文(M.T)カメラ(今村佳正)2014.5.19 
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