平成26年度関東学生柔道優勝大会(男子61回・女子20回)が5月25日、埼玉県上尾市の埼玉県立武道館で開催された。男子は7人によるトーナメント戦で優勝を争い、女子はAリーグ(3校)とBリーグ(3校)の1位校が決勝戦を行うリーグ戦で成績を競う5人制の部と、トーナメント戦で優勝を決める3人制の部に分かれ関東No1の座を競った。女子は大会4連覇中、男子は2連連続準優勝という成績で今年の大会に臨み、男女とも順当に決勝に進出した。決勝の対戦相手はともに長年のライバル筑波大。主力にケガ人が多く、万全な状態で大会に臨むことが出来ず、男女ともに苦しい戦いとなり、女子は5連覇を逃した。男子は3年連続で筑波大に次ぐ2位となった。
試合方法は、男子は1チーム7人の点取り式によるトーナメント戦、体重制限なしで各試合の選手配列は自由。女子5人制は5人による点取り式のリーグ戦、各試合の選手配列は先鋒・次峰は体重57kg以下、中堅・副将は70kg以下、大将は無差別。女子3人制は3人の点取り式によるトーナメント戦、体重無差別、選手配列自由で競われる。
女子5人制の部、山学大は初戦の埼玉大戦2勝1敗2分け、2戦目の平成国際大戦4勝1分けでAグループ1位となり、Bグループ1位の筑波大と決勝で対戦した。
関東学生柔道優勝大会≪女子決勝 山学大vs筑波大≫(5/25)於 埼玉県立武道館
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先鋒 |
次鋒 |
中堅 |
副将 |
大将 |
山学大 |
出口 |
塚田 |
佐野 |
榎谷 |
井上 |
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引き分け |
●
優勢 |
引き分け |
●
合わせ一本 |
引き分け |
筑波大 |
内尾 |
饒平名 |
津金 |
古屋 |
藤原 |
山学大0勝2敗3分け
先鋒の出口クリスタ(1年 松商学園57s)引き分け、次峰の塚田紗矢(4年 国学院栃木57kg)優勢負け、中堅の佐野賀世子(3年 高岡龍谷63kg)引き分け、副将の榎谷有里(2年 鹿児島南70kg)合わせ一本負け、大将の井上愛美(4年 新田110kg)引き分けで敗れた。試合後、山部伸敏監督は選手を集め「これがうちの今の実力だ、稽古の量・質が足りない、ケガは理由にならない。しっかり受け止めて、稽古を見直さないと6月の全日本が情けない結果になってしまう」と厳しい表情で諭した。
男子1部はベストエイト8校によるトーナメント戦。山学大は1回戦の関東学園大を全て一本勝ちの7勝0敗で下し、準決勝の国際武道大戦は4勝3分けで勝利、最大の壁、常勝軍団筑波大と決勝で対戦した。
関東学生柔道優勝大会≪男子決勝 山学大vs筑波大≫(5/25)於 埼玉県立武道館
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先鋒 |
次鋒 |
三将 |
中堅 |
五将 |
副将 |
大将 |
山学大 |
前原 |
藤井 |
渡辺 |
鈴木 |
春日 |
大町 |
飯田 |
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引き分け |
引き分け |
●
一本 |
○
合わせ
一本 |
●
一本 |
●
一本 |
●
一本 |
筑波大 |
宇都宮 |
神谷 |
黒岩 |
新添 |
橋高 |
小原 |
小林 |
山学大1勝4敗2分け
先鋒の前原慎也(3年 足立学園110kg)と次峰の藤井靖剛(1年 桐蔭学園128kg)は引き分け、中堅の鈴木誉広(4年 弘前実業140kg)は技ありと押さえ込みで合わせ一本勝ちしたが、ケガを抱えていた渡辺大樹(1年 埼玉栄100kg)、春日良太(1年 東海大相模100kg)、大町隆雄(2年 大牟田90kg)、飯田健伍(3年 崇徳107kg)は力を発揮できなかった。西田孝宏総監督は「今年は東海大が頭ひとつリード、あとは筑波・明治・国士舘が互角といわれる。これだけケガ人が多くては勝てない、稽古不足で勝てるほど柔道は甘くない」と主力のケガに頭を悩ましていた。
山学大は男女ともに6月に日本武道館で開催される全日本学生柔道優勝大会で雪辱を期す。
文(M.I)カメラ(平川大雪)2014.5.25
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