学生レスリング界最高峰の大学対抗リーグ戦「東京都知事杯平成26年度東日本学生レスリングリーグ戦」は5月28日、東京駒沢体育館で決勝リーグ順位決定戦が始まった。前日の予選リーグで東農大・青学大・専修大の3校を大差で下しAグループ1位となった山梨学院大は、1位〜4位決定リーグ戦に進み、Dグループ1位の国士舘大とCグループ1位の日大と対戦した。2試合とも1番手の57kg級に起用された最終学年の朝比奈健人が2戦とも大接戦を制してチームに勢いをつけ、軽量級の2枚看板高橋侑希と鴨居正和は1階級上で戦い勝利、重量級の2枚看板亀山晃寛とボルチン・アレッグも実力を発揮、4人とも2戦2勝した。29日の最終日最終試合で日体大と2連覇をかけて対決する。
1位〜4位決定リーグ戦≪山学大vs国士舘大≫(5/28)於 東京・駒沢体育館
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57kg |
61kg |
65kg |
70kg |
74kg |
86kg |
125kg |
山学大 |
朝比奈 |
高橋 |
鴨居 |
木下 |
本村 |
亀山 |
アレッグ |
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○ |
○ |
○ |
○ |
● |
○ |
○ |
国士舘大 |
大城 |
阿部 |
金城 |
工藤 |
嶋田 |
奥井 |
志喜屋 |
山学大6勝1敗勝利
決勝リーグ1位〜4位決定戦第1戦のメンバーは、前日の予選リーグ2回戦からと同じメンバー同じ配置で対戦した。57kg級朝比奈健人(4年 霞ヶ浦)は国士舘の大城と大接戦を演じ、終了直前にバックで8−8に追いつき、直後のロール技をめぐるチャレンジが成功し辛勝した。1階級上げて61s級で戦った高橋侑希(3年 いなべ総合)も12−10の辛勝だったが、同様に1階級上の65kg級での出場だった主将の鴨居正和(4年 香川中央)は12−2の大差勝利、70級の新人木下貴輪(1年 鹿屋中央)が10−0の大差勝利したところで山学大の勝利が決まった。
1位〜4位決定リーグ戦≪山学大vs日大≫(5/28)於 東京・駒沢体育館
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57kg |
61kg |
65kg |
70kg |
74kg |
86kg |
125kg |
山学大 |
朝比奈 |
高橋 |
鴨居 |
木下 |
本村 |
亀山 |
アレッグ |
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○ |
○ |
○ |
● |
● |
○ |
○ |
日本大 |
前田 |
柏田 |
池田 |
山縣 |
小山内 |
白井 |
山本 |
山学大5勝2敗勝利
決勝リーグ第2戦も第1戦と同メンバー同配置で戦いに臨んだ。朝比奈が4−3でこの試合も辛勝、高橋が今度は12−2の大差で圧倒、鴨居9−4で3連勝したが、木下貴輪(1年 鹿屋中央)がリードしながら一瞬の隙をつかれ逆転のフォール負け、本村匠(2年 浦添工)4−8で2連敗した。しかし、亀山晃寛(4年 大泉)が、全日本選手権史上初の親子対決勝利で話題をさらった白井勝太を11−5で下し、ボルチン・アレッグ(2年 カザフスタン)が4−2で勝利した。
2日目の結果、1位〜4位決定リーグ戦は、日体大が国士舘大に敗れたため全勝は山学大だけとなった。明日29日の最終日最終試合で日体大と最終対決する。
文(M.T) カメラ(平川大雪)2014.5.28
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