山梨学院パブリシティセンター

レスリング東日本学生リーグ戦 最終日
〜最終戦で日体大を下し2年連続優勝を達成〜
〜下田・高田・小幡・鴨居・亀山ら宙を舞う〜


学生レスリング界最高峰の大学対抗リーグ戦「東京都知事杯平成26年度東日本学生レスリングリーグ戦」は最終日の5月29日、東京駒沢体育館で決勝リーグ最終戦が行われた。Aグループ1位となり、前日にDグループ1位の国士舘大とCグループ1位の日大を下し2連勝で最終日を向えた山学大は、Bグループ1位の日体大と最終日最終試合で優勝を賭けて対決した。軽量級の2枚看板高橋侑希と鴨居正和はこの試合でも活躍、最重量級のアレッグとともに出場全試合勝利を達成した。また、74s級に起用され、ここまで勝てなかった本村匠が日体大戦で初勝利を上げ、その瞬間に勝利を決定させるなど全選手が大健闘、宿敵日体大を5勝2敗で下し、平成12年・13年以来となる2度目の大会2連覇を達成させた。部員たちは、下田正二郎部長、高田裕司監督、小幡邦彦コーチ、鴨居正和主将、亀山晃寛選手ら出場全選手を次々に駒沢体育館の宙に放り上げ、通算5度目の優勝をチーム全員で手荒く祝った。


レスリング東日本学生リーグ戦は、7階級の各校代表が母校の名誉を賭けて戦うフリースタイルの団体戦。国際レスリング連盟の階級変更に伴い、今回から新階級で実施され、3日間にわたり激しい戦いが繰り広げられて来た。予選リーグでAグループ1位となり、前日にDグループ1位の国士舘大・Cグループ1位の日大を下し決勝リーグ2連勝で最終日を向えた山学大は、Bグループ1位の日体大と最終日最終試合で優勝を賭けて対決した。

1位〜4位決定リーグ最終戦≪山学大vs日体大≫(5/29)於 東京・駒沢体育館

  57kg 61kg 65kg 70kg 74kg 86kg 125kg
山学大 高橋 小柳 鴨居 木下 本村 亀山 アレッグ
 
日体大 山崎 樋口 中田 中村 松坂 櫻庭 奈良

山学大5勝2敗勝利

高橋侑希(3年 いなべ総合)がこの大会初めて自分の階級57s級で出場し10−6で勝利発進、61s級の新人小柳和也(1年 韮崎工)は高校三冠王の日体大のスーパールーキー樋口黎に敗れたが、全試合1階級上の65s級で出場した主将の鴨居正和(4年 香川中央)は4−3で辛勝、70s級の木下貴輪(1年 鹿屋中央)も6−4で勝利、74s級の本村匠(2年 浦添工)はここまで一度も勝てなかったが、粘りに粘り終了直前に気力で6−5と逆転勝ちした、1年の時にケガを負い手術してずっとマットに立てなかった男が勝った瞬間にチームの勝利が確定した。86s級の亀山晃寛(4年 大泉)は敗れたが、125s級のボルチン・アレッグ(2年 カザフスタン)がフォール勝ち、5勝2敗で日体大に勝利した。

鴨居正和主将は「去年優勝した時に、他の大学から留学生で勝ったと揶揄されたので、アレッグに頼らないで勝とうと話し合い、その通りに勝てたので正真正銘のチャンピオンだと思います。キャプテンとしては、みんな個性が強いので、なるべく自由にさせて締めるところは締めるオン・オフを大事にしました。秋の内閣総理大臣杯で二冠を狙いたい」と語った。ボルティン・アレッグ選手は「日大の山本選手は96s級の選手で、練習試合でもやったことがなくて、小さくて素早くてやり辛かった、後は大丈夫だった。日本語は難しいけど、少し判るようになりました」と笑顔で語った。小幡邦彦コーチは「去年勝ってからずっと2連覇するんだとチームに言ってきましたし、それだけの練習もさせて来ました。どの大学も力は拮抗していて紙一重の差でしたが、選手の体力がつき相手の方が後半ばてる試合が多かったので、やっとうちのスタイルができて来たかなと思います、今年は三冠を取るぞとチームで話し合っており、幸先のいいスタートが切れました」と述べた。高田裕司監督は「周りから今年は山梨が強いと言われ、選手たちはプレッシャーがかかったと思います。新ルールになり、厳しさが増したと思いますが、お前たちが一番練習して来たのだと選手たちに言ってきました。高橋にしても、鴨居にしても上の階級で勝ってくれましたし、1年の木下も4年の亀山も良く戦ってくれた、チーム全員で勝ち取った優勝、見事に2連覇を達成してくれたなと思います」と大会を振り返った。

表彰式で鴨居正和主将が表彰状、朝比奈健人選手が優勝旗、亀山晃寛選手がブロンズ像を受け取り、最優秀選手賞に鴨居正和主将、最優秀監督賞に高田裕司監督が選ばれた。また、今年度から1部の優勝校に贈られる東京都知事杯が山学大に贈られた。2階の観客席で大声援を送り続けた部員もコートに駆け下り、下田正二郎部長、高田裕司監督、小幡邦彦コーチ、鴨居正和主将、亀山晃寛、朝比奈健人、高橋侑希ら出場全選手を次々に胴上げし部員全員で喜びを共有した。山学大レスリング部は、今年度の目標を、リーグ戦優勝、グレコ選手権優勝、内閣総理大臣杯優勝の三冠に置いており、2014年を最高のスタートで発進した。

文(M.T) カメラ(平川大雪)2014.5.29
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