山梨学院パブリシティセンター
全日本大学ホッケー王座3位決定戦
〜女子は立命館大を2−1で下し3位となる〜
〜男子は2−2同点SO戦で明治大に敗れる〜

2014第33回全日本大学ホッケー王座決定戦は最終日の7月1日、奈良・天理市の親里ホッケー場で3位決定戦と決勝戦が行われた。前日の準決勝でともに天理大に敗れ、決勝進出を逃した山学大男女はともに3位・4位決定戦に臨んだ。最初に女子が登場し立命館大と対戦した。後半の序盤に2点を奪い2−0、中盤に1点を返されたが、昨日の悪夢を反省し、慌てずに守り切り2−1で3位を確保した。一方、男子は昨日の女子の二の舞をしてしまった。後半20分に2点目を入れ2−0としたが、26分と28分に与えたPCを2回とも決められ、昨日の女子とまったく同様にシュートアウト(SO)戦2−3で敗れ2年連続の4位となった。


平成26年度全日本大学ホッケー王座決定戦 女子3位決定戦
≪山梨学院大vs立命館大≫(7/1)於 天理・親里ホッケー場
○ 山梨学院大 2

前半 0−0
後半 2−1

1 立命館大 ●
山学得点 高田結菜・山田明季

前半は両チーム無得点で終了、後半開始4分にPCを獲得しパッサーの高田結菜主将(4年 島根・横田)がパスを出した後、ゴール横に走りこみヒッターの近藤理美(4年 福井・丹生)のシュート気味のパスをタッチシュートで合わせるサインプレーで先制した。8分にはFWの新人狩野真美(1年 宮城・築館)が敵陣で相手のパスをカット、サークル内に持ち込み、走り込んできた俊足FW山田明季(4年 大阪・羽衣学園)にパス、これを山田がしっかり押し込んで2−0とした。21分に与えたPCから立命に1点を返されたが、ラスト2分間に2失点した昨日の悪夢を糧にして今日は崩れなかった。冷静にボールとゲームをコントロールして逃げ切った。試合後、選手を集めたジョン・シアン監督は「守備に関して今日は完璧だった、しっかり修正した。昨日と違って今日は最後までしっかり戦えた。今日の立命戦もそうだったように、ちょっと違うと試合が変わってしまう混戦、どこも力は同じ、勝って終われてよかった」と選手をねぎらった。高田結菜主将は「準決勝で2点勝っていた状況からラスト2分で負けてしまい、自分自身はディフェンスとして、チームとしては優勝しか考えていなかったので悔しさしか残りませんでした。くよくよして今日も負けたらもっと悔しくなる、自分たちのホッケーをやろう、ホッケーを楽しもうと、みんなで声を掛け合って戦いました」。昨日は誰もが試合後しばらく立ち上がれなかった。一晩泣いて自分の心を奮い立たせて勝ち取ったこの勝利は糧になる。将来、彼女たちが自身の人生で、立ち上がれないと思うほどの苦境に陥った時の糧になる、あの時立ち上がったことを思い出して歩み出すはずだ。去年の優勝に劣らないそれ以上の価値ある勝利だった。

平成26年度全日本大学ホッケー王座決定戦 男子3位決定戦
≪山梨学院大vs明治大≫(7/1)於 天理・親里ホッケー場
● 山梨学院大 2

前半 1−0
後半 1−2
SO 2−3

2 明治大 ○
山学得点 松本祐樹2

前半25分に得たPCで松本祐樹(4年 鳥取・八頭)の豪打で先制、前半を0−1で折り返した。後半25分にはパスカットからのカウンター攻撃でGKと一対一になった松本祐樹が今度はリバースヒットシュートを豪快に決めてこの試合2得点、2‐0とリードした。しかし、このあとは悪夢の負けを喫した女子と同じ道を辿ってしまった。26分と28分に与えたPCを2回とも決められ同点に持ち込まれSO戦(2−3)で敗れ、2年連続の4位となった。寺本祐治総監督は「向うの最後の粘りに屈した形になってしまった、最後まで踏ん張れないと勝ち切れない。選手は高いレベルに作り上がって来ているが、プレッシャーがかかった時に精神的に弱くなってしまうところがある。インカレに向けて、安定した技術と精神的な強さを身につけさせて行きたい」。監督も選手も秋に巻き返すために、この夏は心を鍛える夏にする。
 
最終成績は、女子は東海学院大が2年ぶり7回目の優勝、準優勝天理大、3位山学大、4位立命館大の順となった。男子は立命館大が2年連続5回目の優勝、準優勝天理大、3位明治大、4位山学大となった。山学大ホッケー部男女は、この悔しさを必ず糧にする、練習で技を磨き、日本リーグで社会人に挑み、心と体を逞しくして、秋のインカレで必ずリベンジする。
 
文(M.T)カメラ(平川大雪)2014.7.1
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