初夏の夕べを彩る「アルテア七夕まつり」が7月4日、大学内のキャンパスセンター棟STAGE21で開催された。酒折の夏の風物詩となったアルテア七夕まつりは今年で12回を数え、学生や地域住民など約3000人がつめかけ、思い思いの時間を過ごした。今年も会場は想いが込められた色とりどりの短冊や七夕飾りで彩られ、山梨特産のフルーツ、清里のカレーやソーセージ、山梨学院短大食物栄養科による揚げパンの販売など、多くの出店が軒を連ねた。また、ステージイベントでは山梨学院ジュニアオーケストラの演奏や山梨学院小学校のアルティーズJr.によるチアダンスなども披露され、来場者から大きな拍手が送られた。今年のライブイベントでは、山学大OBがメンバーのインストゥルメンタルデュオ「NYT」、酒折発のアイドルユニット「萌きゅんエンジェル」などのスペシャルライブが行われ、会場を盛り上げていた。七夕まつり終盤には、カウントダウンで会場の照明が落とされ、来場者は七夕の星に想いを馳せていた。
酒折の初夏の夕べを彩る「アルテア七夕まつり」は、今年で12回目を数え、学生だけでなく家族連れなど多くの地域住民が会場に詰めかけた。会場となったキャンパスセンター棟STAGE21の上部には、沢山の吹き流しが吊るされ、華やかさを演出。また、会場内には願い事が書かれた短冊や色とりどりの七夕飾りで彩られた竹笹とともに、今年は、雨の予報が出ていたため、てるてる坊主も吊るされ、天候の回復も祈られた。会場には今年も多くの出店が軒を連ね、午後4時30分から販売をスタート。定番の焼きそばやかき氷、金魚すくいなどの他に、山梨特産のフルーツ、山学OBが経営する三和豆水庵による豆腐販売、清里のカレーやソーセージの販売も行われ、多くの店で行列ができるほどの盛況ぶり。中でも山梨学院短大食物栄養科フードクリエイトコースによる揚げパンやアルティ&ベッキーのオリジナルクッキーの販売は4年目を迎え、確実に固定客をつかみ、楽しみにしている常連さんは早々に来店して味を確かめていた。短大フードクリエイトコースの小林真子さん(2年)は「2週間前から準備を始め、クッキーの生地は作り置きができるので、徐々に準備をして昨日焼き上げて当日袋詰めを行いました。自分たちが作ったものが商品になるので、衛生管理を含め大切だと思いました。“美味しかった”“買って良かった”と思ってもらえれば嬉しいです」と溌剌とした表情で答えた。また、学生有志として樹徳祭実行委員会も会場設営や来場者にうちわを配付したりと細かな面で運営をサポートした。樹徳祭実行委員会の大森雅也会長(現代ビジネス学部3年)は「6月下旬から準備を始め、きょうは50人以上のメンバーが頑張っています。1年生にとっては初めてのことなので、上級生で綿密に打ち合わせをして、細かな指示を出せるようにしています。1年生にはテントの設営や会場の準備等の大まかな動きが分かってもらえれば良いです。本番は10月ですが、今年は人数も多いので、例年よりグレードアップしたものを提供したいです」と力強く語った。
一方、午後6時には山梨学院ウインドブラスアンサンブルが奏でる勇壮なファンファーレでステージイベントが開幕。主催者を代表し山梨学院学生センターの込山芳行センター長が「みなさまの熱気が先ほどまで降っていた強い雨を止ませました。このお祭りは12回を数えますが、山梨学院の幼稚園から大学院までの山梨学院ファミリーのお祭りです。毎年毎年皆様の協力を得てこのお祭りを活気あるものにし、山梨学院のパワーを爆発させますので、きょうは夏の夜を大いに楽しんで頂きたいと思います」と挨拶。ステージイベントは山梨学院小の児童で構成された山梨学院ジュニアオーケストラの優しい音色の旋律を皮切りに山学小のアルティーズJr.による元気いっぱいのチアダンス、箱根駅伝やスポーツ大会などで選手たちを音楽で鼓舞する大学・短大生で構成する山梨学院ウインドブラスアンサンブルの演奏と続いた。また今年のライブイベントでは、山学OBがメンバーのバイオリンとギターからなるインストゥルメンタルデュオ「NYT」のライブ演奏、甲府市酒折発の萌え系コスプレアイドルグループ「萌きゅんエンジェル」のスペシャルステージ、県内で活動するアカペラサークル「甲州アカペラサミット」のハーモニーも披露され会場を沸かせていた。
フィナーレの午後8時には10月12日のライトダウンやまなしプレイベントとしてカウントダウンにより会場周辺の照明が落とされ、会場はランプだけの幻想的な雰囲気に包まれた。今年は、会場上空が厚い雲で覆われ、星空を眺めることはできなかったが、来場者は雲の上の七夕の星に想いを馳せていた。
文(Y.Y)、カメラ(平川大雪)2014.7.4
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