山梨学院パブリシティセンター
第7回山梨学院理事長賞受賞記念講演会
〜受賞者の日高昭夫副学長・法学部長が講演〜
〜「大学とコミュニティ」をテーマに今後を展望〜

山梨学院生涯学習センターは第7回山梨学院理事長賞受賞記念講演会を7月16日、生涯学習センター講義室で開催した。この講演会は、山梨学院理事長賞の受賞を記念して行われるもので、第7回受賞者の一人である日高昭夫山梨学院大学副学長・法学部長が講師を務めた。日高副学長は、教育研究並びに大学運営に卓越した指導力を発揮し、山学大の充実発展に尽くすとともに専門の学問領域を生かし学識経験者として地元山梨の発展に多大な貢献をしたことが評価され理事長賞を受賞。この日は「大学とコミュニティ−20余年の勤務体験を踏まえて−」と題し“コミュニティ”をキーワードに自身の研究課題や大学の現状、目指したい大学像について講演を行った。講演の中で日高副学長は「今後はコミュニティ再生の拠点としての存在感を示せるような大学像というものを作り、そのための成果をあげていく着実な取り組みを検討し、尊敬されることに加えて信頼していただける大学づくりを進めていく必要があると感じています」と今後の展望を語った。
山梨学院理事長賞は、教育・研究活動、学校改革、スポーツや芸術文化活動などで、法人の発展に多大な貢献をし、顕著な功績があったと認められる教職員・団体に贈られる。今年度の第7回受賞者は、個人部門2件、団体部門1件で日高昭夫大学副学長・法学部長、下田正二郎法学部教授・カレッジスポーツセンター長、高校男子駅伝部に贈られた。山梨学院理事長賞記念講演会は、この賞の受賞を記念して行われるもので、この日は日高副学長が市民や教職員およそ60人を前に講演を行った。
 
日高昭夫副学長・法学部長は1952年宮崎県生まれ。中央大学大学院法学研究科修士課程修了。法学修士。専門は自治体行政学、公共管理論、ローカル・ガバナンス論。1991年4月に山梨学院大法学部政治行政学科専任講師として着任以来、96年助教授、98年教授に昇格。2010年4月からは法学部長、12年4月からは山学大副学長に就任。社会活動として山梨県行政評価アドバイザー会議会長、山梨県操業計画審議会委員(行政改革特別部会長)、総務省自治大学校講師、全国市町村国際文化研修所講師などを歴任。
 
講演では“コミュニティ”をキーワードに日高副学長が山梨で生活し始める中で感じた「地域コミュニティ」についてユーモアを交えながら話し、その上で行政管理論や公共管理論、地域ガバナンス論など自身の研究課題などについて説明を行った。また、学内委員会や部科長としての経験を回顧し、大学コミュニティと大学ガバナンスについて解説を行い、併せて文部科学省の「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」の制度説明や今後の大学の方向性について展望を語った。日高副学長は目指したい大学像について「これまでは全国区でスポーツを中心に世界視野の大学として存在感を示すとともに尊敬される存在として認知されてきた。今後はコミュニティ再生の拠点としての存在感を示せるような大学像というものを作り、そのための成果をあげていく着実な取り組みを検討し、尊敬されることに加えて信頼していただける大学づくりを進めていく必要があると感じています」と語り、講演を締めくくった。
 
山梨学院生涯学習センターでは、教員が理事長賞を受賞した際には、受賞記念講演会を開催しており、後期には日高副学長と同じく第7回山梨学院理事長賞を受賞した下田教授の講演が予定されている。

文・カメラ(Y.Y)2014.7.16
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